歯周治療の最前線と洗口液の臨床応用
- 研究分野別
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- 歯周病
- アイテム別
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- モンダミン ハビットプロ
明海大学
副学長・歯学部長
付属病院長
申 基喆先生
患者は64歳女性(図1)。慢性剥離症歯肉炎により、ブラッシング時の疼痛と出血があり、プラークコントロールが困難なため、近医より紹介されました。写真左は初診時の状態。下顎右側歯肉の発赤、腫脹と接触痛が顕著で、易出血性を示していました。また、歯肉の剥離性びらんおよび大臼歯部頬粘膜に白色病変を認めました。
治療方針として、軟毛ブラシによるブラッシングに加え、モンダミンハビットプロによる洗口を行ったところ、術後3ヶ月目では、若干の炎症は残るものの、接触痛・出血ともに改善し、通常のブラッシングが行えるようになりました(図2)。
一方、近年進行した歯周炎に対し、エナメルマトリックスタンパク質やヒト塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)などを応用した歯周組織再生療法などが臨床応用されています。
このような歯周外科手術後において、術後早期にブラッシングに代わるプラークコントロールの手段として、洗口液の使用が有用だと考えられます。
- 試験結果
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- ※本レポートは、2020年に予定していました第3回アース・モンダミンセミナーの講演内容について、座長と演者の先生方のご協力を得まして、演題のポイントをまとめさせていただいたものです。
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