超高齢化社会における有床義歯の役割とオーラルケアの重要性
- 研究分野別
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- 補綴
- アイテム別
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- モンダミン ハビットプロ
昭和大学
病院長
歯学部 歯科補綴学
教授
馬場 一美先生
社会の高齢化に伴い、有床義歯の需要は確実に増えています。有床義歯をはじめとした補綴装置によって咀嚼機能が回復されると患者の生活の質が改善されるばかりでなく、栄養摂取状態の改善、認知症の予防にも寄与する可能性が示唆されています。
しかし、義歯床用材料として用いられるPMMAレジンは多孔性で吸水性があるため、いわゆる「デンチャープラーク」が付着しやすいことがわかっています。
昭和大学歯科病院では、これまでに義歯の表面を特殊なポリマーでコーティングする方法を開発しましたが、この方法は歯科医師や歯科衛生士による介入が必要であり、デンチャープラークの付着を完全に防げるものではありませんでした。
そこで、患者自身が簡便かつ日常的に利用できる「洗口液」に着目し、その効果を検証した結果、従来の「化学的洗浄+機械的清掃」に加えてモンダミンハビットプロを使用することで、義歯へのプラーク付着を明らかに抑制できることが示されました(図1)。
- 試験結果
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図1 デンチャープラークの付着面積の測定
- ※本レポートは、2020年に予定していました第3回アース・モンダミンセミナーの講演内容について、座長と演者の先生方のご協力を得まして、演題のポイントをまとめさせていただいたものです。
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