CPC(塩化セチルピリジニウム)の
殺菌効果
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- モンダミン ハビットプロ
- モンダミン ワンショットプロ
- モンダミン アライナークリアスプレー
- マウスガード 除菌・洗浄スプレーEX
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科
発生発達成育学講座口腔微生物学分野研究室
口腔ケアに使用される歯磨剤や洗口液には、クロルヘキシジン、エッセンシャルオイル、塩化セチルピリジニウムなどさまざまな種類の抗菌剤が使用されています。
洗口液で利用される抗菌剤のひとつとして、グルコン酸クロルヘキシジンが挙げられます。グルコン酸クロルヘキシジンは、高いプラーク付着抑制効果を有しており、海外では、0.12%の濃度で用いられています。
しかし、日本では1980年代にアナフィラキシーショックが報告されたことから、適用が制限されることになりました。以降、口腔ケアを目的とした用法において、グルコン酸クロルヘキシジンは、ごく低濃度でしか利用されなくなっています。
そのような中、同じ陽イオン性の抗菌剤である塩化セチルピリジニウム(以下、CPC)が歯磨剤や洗口液に使用されるようになってきました。
CPCは、強い殺菌と抗カビ作用をもった陽イオン性界面活性剤です。
歯磨剤や洗口液だけでなく、ウェットティッシュやスプレーなどの抗菌成分として使用されている他、医薬品や化粧品、トイレタリー関連、工業用と幅広い分野で使用されています。
また、CPCは陽イオン性であるため、陰イオン性であるバイオフィルム表層の細菌に付着し、滞留することで、長時間の殺菌効果が期待されています。
グルコン酸クロルヘキシジン(CHG)とCPCの殺菌効果について、17種の菌で比較した実験を鹿児島大学にて行いました。
歯周病菌のレッドコンプレックスであるPorphyromonas gingivalis(P.g.菌)をはじめ、Aggregatibacter actinomycetemcomitans(A.a.菌)、Prevotella intermedia(P.i.菌)について、CPCを含むモンダミンハビットプロはどの菌に対してもほぼ検出されないほど死滅されていることがわかりました。
また、Streptococcus mutansや、Candida albicansにも高い殺菌効果を示しています。
- 試験結果
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