アース製薬

洗口液がデンチャープラーク内細菌叢に与える影響

研究分野別
  • 補綴
アイテム別
  • モンダミン ハビットプロ

昭和医科大学
歯学部長
歯科補綴学講座
教授
馬場 一美先生

Summary

 上顎全部床義歯装着患者14名をランダムに2グループ(A,B)各7名に分け、Aグループでは1週目にプラセボ洗口液、2週目にセチルピリジニウム塩化物水和物(以下、CPC)単剤洗口液での洗口を指示し、Bグループでは洗口液を入れ替え、CPC洗口液のデンチャープラークへの影響を検証した。
 洗口は1日3回毎食後のブラッシング、義歯清掃後とし、期間中は義歯洗浄剤を使用しないように指示した。各洗口液を1週間使用後、0.25%メチレンブルー染色液でデンチャープラークを染色し、義歯の表面を撮影し画像解析ソフトにて染色された面積を測定した。
 その後、生理食塩水50mLの中に義歯を浸漬し15分間超音波洗浄することによりデンチャープラーク混濁液を採取した。採取した混濁液を遠心分離器(5分間、3500回転/分)にかけデンチャープラークを分離回収した。回収したデンチャープラーク中の細菌構成を次世代シークエンサーで解析した。

試験結果

プラセボ洗口液と比較してCPC単剤洗口液使用後、デンチャープラーク付着面積は有意に減少した。デンチャープラーク内の細菌叢の多様性については有意な変化は認められなかったが、デンチャープラーク産生菌であるStreptococcus属の細菌叢の割合が有意に減少することが確認された。

 CPC単剤洗口液を用いた洗口によりデンチャープラークの付着が抑制されることが示唆された。

より詳細な学術資料を
お送りいたします。
以下より資料をご請求ください。

その他の学術情報