【閲覧注意】 マダニまで!? アース製薬によるダニ研究と飼育の実態
本記事はアース製薬が誇る「ダニ研究」に関する実態に迫る記事となります。本文中に不快害虫の画像が表示されることもありますので、閲覧には十分ご注意ください。
ダニ対策を研究するためには、ダニ自体の生態や耐性について知らなければならない。
そこでアース製薬では、数々のダニの飼育と研究を行っています。
アース製薬が保有する兵庫県赤穂研究所では、新たな商品開発のためにゴキブリをはじめ多種多様な害虫を飼育している。もちろん、ダニも。
研究用にゴキブリを100万匹ほど飼育している。飼育ケースに分けて管理されているものもあれば、写真のように5畳ほどのスペース解放し、放し飼いにしているものもいる。その数はおよそ50万匹。
一方、ダニはその小ささからゴキブリや蚊とは異なり保温機の中で飼育されている。
保温機の温度は25度。これはダニが繁殖しやすい温度である。温度が40度を超えない様にブレーカーもセットされている。
イエダニ。主にネズミなどに寄生して室内でも生息し、人を吸血する恐れがある。皮膚炎の原因となることも。
ツメダニ。こちらも人を刺す恐れのあるダニ。他の小さなダニ(ヒョウヒダニ、コナダニ)を捕食する際に誤って人の皮膚を刺すとされている。
ケナガコナダニ。人を刺す様なことはないが、小麦粉やココア、お好み焼き粉などでも繁殖する。常温で放置したこれらの食品を口にすると、ダニアレルギーを引き起こすことも。
ヒョウヒダニ。室内にいるダニの多くがこの種類。咬んだり刺したりはしないが、生きているダニだけでなく、その死骸やフンがアレルギーの原因になるとされている。
さらにはSFTS(重症熱性血小板減少症候群)などの感染症を引き起こし、国内での死亡例もあるマダニも飼育している。あまり動かないので死んだ様に見えるが、息を吹きかけると即座に反応し、動き始めた。
もちろん、ただダニを飼育しているだけではない。掃除機を使った吸引実験を行い、生きているダニは掃除機だけでは吸いきれないことも検証。
この吸引実験では、これだけのダニがいたにもかかわらず、掃除機への吸引が確認できたのはわずか数匹。条件を変えればもっと吸える可能性はあるが、想像以上にしぶといことは確かだ。
アース製薬実験動画|ダニ掃除機吸引実験 生きたダニは吸いきれない!
掃除機で生きたダニは吸いきれるか? その驚愕の実験結果をご覧下さい。
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より正確なダニの生態を知るために欠かせないのが、ダニの生息数のカウント。粘着シートで捕獲したダニを、顕微鏡などを使って地道に数えていく。
肉眼ではダニの脅威が見えないからこそ、アース製薬が研究・実験する意義があると考えている。
その生態とともにダニに効く成分を徹底的に調べ、人々が快適に暮らせる手軽なダニ対策がないか、繰り返し繰り返し研究が行われている。