約6割はダニが原因!? アレルギー症状とダニの深い関係
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アース製薬は、さまざまなアレルギー症状を引き起こすダニの被害について、全国の女性400人に対して調査を行いました。その中でアレルギー症状がある人に、アレルギーの原因を聞いたところ、その約6割が「ダニを原因とする」アレルギー症状を持つ可能性があることがわかりました。家庭内のダニは目に見えないため、症状がひどくなる前にしっかり対策をして、家族が心地よく暮らせる環境を整えていきましょう。
アレルギー症状のある人の約6割は、「ダニを原因とする」ものだった!
20〜50代の女性、400人にアレルギー症状の有無についてアンケートを実施したところ、「アレルギーがある」と回答した人は39.3%もいました。
さらに、アレルギー症状がある人にその原因を聞いたところ、内訳は以下のとおりでした。
ダニが含まれるハウスダスト(ほこり)、あるいはダ二そのものが原因の人を合わせた約6割の人が「ダニを原因とする」アレルギー症状を持つ可能性があることがわかりました。
アレルギー症状が出ても、医療受診は半数程度
アレルギー症状が出ているのにも関わらず、実際に医者の診断を受診した割合は、自分自身が40.8%、家族が50.7%と回答。
ほぼ半数が自己判断のみで過ごしているようです。鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状の原因は花粉症で深刻ではないからと判断し、医者にも行かず、そのまま生活している可能性が大きいことがわかりました。
多くの人が知らない! ダニが小児ぜんそくの原因になるという事実
さらに、ダニに関する情報を複数提示して、知っているものを聞いたところ、意外な事実がわかりました。
子どもの気管支ぜんそくの多くはダニが原因と言われており、子どもの年齢が小さいほどかかりやすいようです。
特に、小さなお子さんがいる家庭では小児ぜんそくの症状が出たり、症状がひどくなったりする前に正しい対策を取ることが大切です。
覚えることが多いママさんにとって、ダニ対策は後手になりやすい?
「ダニが小児ぜんそくの原因になること」について、お子さんの成長段階別のママたちの認知率を調べたところ、最も子どもに気をつけなくてはいけない「乳幼児や未就学児の子を持つ母親」が最も理解が薄く、わずか7.6%しかこの情報を知らなかったのです。
新米ママはまだまだ覚えることがたくさんあり、ダニ対策は後回しになりがちです。でも、大切な家族を守るためにも、ダニに対する正しい知識や対処方法を頭に入れておくことが大切です。
最後に、ダニアレルギー対策の専門家である白井先生に、調査結果に対するコメントをいただきました。
「さまざま症状を引き起こすアレルギー。花粉ほどではありませんが、ダニが原因でアレルギーが起こると推定する割合は少なくないことがわかりました。アレルギー症状がある人のうち約6割が、ダニが含まれる「ハウスダスト(ほこり)」および「ダニ」がアレルギーの原因と推定しています。ダニは小さな生き物で、対策が遅れがちになるため、ご家庭で効果的なダニ対策に取り組まれる事が望まれます。
また、屋外でアレルギーの原因となるものには、主として花粉が考えられます。一方、住まいの中では、回答の上位にあるハウスダストとよばれるホコリがあり、このホコリの中に含まれる主要なものは、ダニです。ダニは肉眼でその姿を見つけることはできませんが、住まいの中から見つかります。医療機関への受診が低い印象ですが、アレルギーが気になる場合には、医療機関を受診するとともに、原因について医師に相談することが大切だと思われます。
ダニに対してアレルギーを持つ割合は、乳幼児から未就学児、そして小学生へと成長していく中で高くなり、気管支喘息などアレルギー症状を持つ小学生以降の子どもの9割を超えることが報告されています。ダニは住まいの中の寝具を始め私たちの身の回りで繁殖していきます。ダニ対策の正しい知識が普及することが望まれます。」
環境アレルゲン info and care
代表取締役 白井秀治 先生
- ※調査概要
- 調査期間:2018年4月23日(月)~4月24日(火)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象エリア:全国
- 調査対象者:20~59歳の一般女性