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このかゆみを今すぐなんとかしたい!

#かゆみ #受診前 #対処法

虫刺されやアレルギーによる皮膚のかゆみが続くことはつらいものです。
かゆい箇所を掻いたり叩いたりするのは逆効果。患部を冷やしてかゆみを抑え、早めに皮膚科を受診しましょう。

すぐの受診が難しい場合、患部を清潔にし、冷やすことでかゆみを軽減する効果が期待できます。
患部を冷やす際には、冷たいおしぼりや保冷剤をタオルで包んだものなどを皮膚に優しくあててあげます。


皮膚がかゆい場合、汗や汚れが付いた状態をそのまま放置すると、よりかゆくなることがあります。皮膚を清潔に保つため、汗をかいた後や作業後に埃がついたときなどには、まめに皮膚を洗うことが大切です。
皮膚を洗う時には、ゴシゴシこするのではなく、石鹸を十分に泡立てて優しく洗います。その後、流水で石鹸など洗浄成分をしっかり洗い流します。
皮膚を洗う時、温かいお湯で洗うと汚れが落ちやすいこともありますが、温まりすぎるとかゆさが増すこともあります。肌の温度よりも熱くない温度、または皮膚を冷やすように冷たい水で洗うことが良いでしょう。


洗浄後の皮膚は、水分や皮脂が奪われた状態となり、敏感となって、ちょっとした刺激でかゆくなることも。洗浄後は保湿剤などを塗って、皮膚の乾燥を防ぎましょう。皮膚を洗い清潔にしてから薬(外用薬)を塗りましょう。

皮膚の洗浄は、ダニやホコリ、汗をかいた後に繁殖する雑菌などの汚れを落とすためにとても大切なことです。汚れを落とすことは皮膚症状の悪化を予防することに役立ちますが、体内で起こっているかゆみの原因やアレルギー反応自体を抑えることはできません。

刺された箇所に爪でバツ印などの痕をつけることはNG。皮膚を傷つけた痛みでかゆみをごまかしているだけなので、症状が悪化することも考えられるからです。

かゆみが起こる原因は、虫刺されやアレルギーによる皮膚炎以外にも、乾燥肌(ドライスキン)や汗の通り道が詰まることによる炎症、化学物質や機械的な刺激によるもの、内臓疾患によるものなど様々なことがあります。かゆみを感じる、かゆみが続く場合には、早めに皮膚科を受診しましょう。


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  • 【記事監修】
  • 夏秋 優
  • 兵庫医科大学皮膚科学 准教授

  • 白井 秀治
  • 東京アレルギー・呼吸器疾患研究所環境アレルゲン班 班長

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