台所や押入れなど、おうちで見かけた糞(フン)らしきもの。
いったい何者の仕業?

そんな時の参考に、糞(フン)の写真を集めてみました。
犯人が残した遺留品から、何か手がかりが見つかるといいのですが・・・。

アース製薬では、糞(フン)の鑑定は行っておりません。

ネズミのフン

ドブネズミ
大きさ

10~20mm

焦茶・灰色

特徴

糞がまとまっていて太い

クマネズミ
大きさ

6~10mm

茶・灰色

特徴

(フン)が散らばっている場合が多く細長い

ハツカネズミ
大きさ

4~7mm

茶色

特徴

米粒ほどに小さく両端がとがっている

間違いやすいのは、この犯人
アブラコウモリ(イエコウモリ)
アブラコウモリ(イエコウモリ)の糞(フン)
アブラコウモリ(イエコウモリ)
大きさ

5~10mm

茶色

特徴

ネズミに似ているが主食が昆虫なのでパサパサしている
写真提供 (財)日本環境衛生センター環境生物部

  • 益獣なので駆除は出来ません。専門業者に相談してください。
研究員
Aさん

ドブネズミも、クマネズミも、ハツカネズミもなんでも食べる哺乳類です。そのため、臭いがあります。

(フン)の大きさは体の大きさに比例していて、多少形にもそれぞれに特徴が見られます。これらと間違いやすいのが、アブラコウモリ(イエコウモリ)の糞(フン)です。ただ、昆虫を食べているコウモリの糞(フン)は崩れやすいので、その点に気をつけてみてください。

トコジラミ(ナンキンムシ)のフン

トコジラミ(ナンキンムシ)
大きさ

2mm程度

赤茶・黒色

特徴

シミのように家具の裏や隙間に点在する。

研究員
Aさん

とても問題になっている非常に駆除が難しい害虫です。

血を吸うため、血が混ざった赤っぽい糞(フン)(血糞(フン)をします。

部屋の隅
部屋の隅
カーテンの裏
カーテンの裏

ゴキブリのフン

クロゴキブリ
大きさ

2~2.5mm

茶・黒色

特徴

小さな点で臭いはない

チャバネゴキブリ
大きさ

1mm程度

茶・黒色

特徴

小さな点でゴミのよう

研究員
Aさん

部屋に落ちていたら、きっとただのゴミですね。気付かないで掃除機で吸って終わってしまいそうです。でも、台所の食器棚や、引き出しの中などで見つけたら、ゴキブリを疑って、駆除を開始してください。犯人がクロなのかチャバネなのかは、糞(フン)だけではなかなかわからないですね。

ムシオくん

(フン)だけだと見分けるのはとっても難しいね。大小あるけど、並べないとどれも同じに見えちゃう。博士もさすがに「う~ん」ってうなってたよ。糞(フン)研究所は無いから、僕たちにも超難問なんだ。
このページを参考に、駆除作戦の足がかりにしてね!

おまけ

ハラビロカマキリ
大きさ

5mm程度

黒・灰色

特徴

食べた昆虫によって糞(フン)の色は様々

研究員
Aさん
ハラビロカマキリ

カメラを向けると、しっかりカメラ目線。
お腹の部分が太いので、ハラビロカマキリと呼ばれます。
エサとして食べるのは、生きた蝶や昆虫など。
体長は5~7cmぐらいで、晩夏から秋にかけて見られます。

イガ
イガ幼虫の体長

6mm程度

イガ幼虫の色

黄色がかった白色

特徴

イガはウール製品や毛皮、敷物等を食べる衣類害虫です。

研究員
Aさん

(フン)の話ではないですが、、、豆知識としてご紹介♪
イガの幼虫は、繊維を噛み切り綴り合わせて、両端に穴が開いている筒状の巣を作ります。そのため、食べた服を材料にする巣が服と同化してしまい、ほとんど毛玉と見分けがつきません。毛玉のつもりが、実はウール製品が大好きなイガの巣を連れて歩いているかもしれませんね。衣類用防虫剤でしっかり予防しましょう。

イガの幼虫