全身浴でしっかり。
半身浴でゆっくり。
どっちも最高。
お風呂のギモン
「半身浴と全身浴、どっちが身体に良いんだろう?」とギモンに思ったことはありませんか。
結論から言うと、どちらにもメリットがあるため、どちらかが正解ということはありません。それぞれ身体への効果が違うので、目的に合わせて入り方を変えるのがおすすめです。
「全身浴」は、肩までお湯につかる一般的なお風呂の入り方です。
入浴による3つの作用が働きやすいので、効率的に全身を温めることができます。短時間で温まりたいという時は、全身浴がおすすめです。
3つの作用のうち、意外と見過ごせないのが「水圧作用」です。肩までお湯につかることで、人の身体にはそれなりの水圧がかかることになります。水圧の効果で血流が良くなるので、肩のコリが取れやすくなり、疲れを和らげます。
ただし、全身浴は水圧がかかる分、身体に負担がかかります。普段はあまり感じないかもしれませんが、人はお湯につかると少しずつ体力を消耗します。心臓や肺に負担をかけたくない、という人には半身浴がおすすめです。
「半身浴」は全身浴ほど水圧がかからない分、身体への負荷が少ないのがメリットです。心臓や肺が弱い人や、高血圧の人は半身浴がおすすめです。
足のむくみを緩和するためには、ある程度の時間は血行が良い状態をキープしなければなりません。全身浴も半身浴も血行は良くなりますが、身体への負担が少ない半身浴の方が長くお湯につかることができ、むくみを緩和するには良いでしょう。
半身浴も温まった血が全身をめぐるため、身体をしっかり温めることができます。ただし、全身浴よりは時間がかかるため、お風呂場が寒い季節は上半身が冷えてしまわないように気をつけましょう。
ちなみに、半身浴は全身浴よりも長い時間お湯につかることができるので、読書などリラックスした時間を過ごしたい時にもおすすめです。
身体を短時間で温めたい、疲れをしっかり取りたい場合は全身浴、身体の負担を減らしたい、ゆっくりつかって足のむくみなどをとりたいなら半身浴というように、その日の気分や目的に合わせてお風呂の入り方を変えてみましょう。