インテリアグリーンで癒しの空間に。
人気の観葉・多肉植物7選
癒しの空間を作ってくれたり、インテリアとしてお部屋を素敵に演出してくれたりする観葉植物。イキイキとしたグリーンは生活にうるおいを与えてくれますね。大きさも種類も多種多様の観葉植物ですが、その中でも丈夫で育てやすい人気の種類7選をご紹介します。
ガーデニングの楽しみ方2017/07/06
観葉植物の基本
上手に育てるコツとは?
部屋の中はどうしても日陰になりがちですが、そんな環境でも元気に育ちやすいものが主に「観葉植物」として販売されています。観葉植物を上手に育てるコツは、その植物の自生地(自然に生えている土地)を知り、できるだけその環境に近づけてあげること。種類によりますが、観葉植物の自生地は熱帯や亜熱帯が多いので、厳しい寒さは苦手です。また新鮮な空気は植物の成長のために必要なので、風通しがよい場所に置きましょう。ただし、エアコンの風が当たる場所は避けてください。
- 日当たり
- 観葉植物の多くは直射日光が当たらなくても育ちます。レースのカーテン越しの光が当たる窓辺などを好みます。
- 温度
- 植物が光合成を行える18~26℃ぐらいが適しています。各植物には耐寒温度があるので気をつけましょう。
- 水やり
- 観葉植物を枯らしてしまう原因で多いのが、水の与えすぎです。土の表面が乾いてから、鉢底から水が少し出るぐらいあげてください。また、春~秋には、植物を外に出して、霧吹き等で葉に水をかけてあげましょう。葉にたまったほこりを洗い流し、葉からも水分補給ができます。また、ハダニやうどんこ病など、乾燥が原因で発生する病害虫の予防にもなります。
- 肥料
- 液体肥料の場合は濃度に気をつけて適量を与えてください。他に、ゆっくり効く固形肥料等もあります。室内栽培がメインですので、ニオイの少ない肥料を選ぶと良いでしょう。夏の暑い時期は避け、春から秋の生育期にあげましょう。
- 害虫
- 屋内で育てるため、害虫の被害はあまり多くありません。しかし購入する際についていたり、日光に当てるために外に置いている時に、いつの間にかついて増えてしまっていたりすることがあります。殺虫剤は、室内で使っても飛び散らずニオイがほぼない粒剤を、パラパラまいて駆除する方法が手軽でおすすめです。
多肉植物の特徴
多肉植物とは、乾燥した環境に適応するため葉や茎、根などの内部に水を溜め込む植物の総称で、サボテンやアロエもその一種。独特な色と形が印象的で、ぷっくりしてかわいらしく、色もさまざまで初心者にも育てやすいことからインテリアとしての人気が高まっています。多湿を嫌い、風通しのよい場所を好みます。
- 日当たり
- 日光によく当てて育てると、葉の色が鮮やかになるため、なるべく日の当たる場所に置きましょう。室内なら窓際に。
- 温度
- 種類によって、寒さに強いものと弱いものがあります。なるべく一日の中で温度変化が少ないように管理しましょう。
- 水やり
- 水の与えすぎに注意。多肉植物の多くは乾燥地帯が原産で、乾燥した状態で根を伸ばすため、湿気が苦手で根腐れを起こしてしまうことも。土が乾いてから4~5日後に水やりします。
- 肥料
- 肥料は必要ありませんが、紅葉する種類などは、栄養分が豊富な方がきれいに育つため、春から秋の生育期に、薄めた液体肥料を少しあげましょう。
観葉植物を育てよう
おすすめの観葉・多肉植物7選!
- アイビー(ヘデラ)
- 色や葉の形のバリエーションが豊か。寒さや日陰に強く丈夫で育てやすい。育て方によって、葉の形や斑の入り方が変化する。日当たりが悪いと葉が落ちたり、色が悪くなったり、斑が薄くなったりするので、日当たりのよい部屋に。つるが伸びて形が乱れたら、短く切り戻す。
- サンスベリア
- 「トラノオ」の名で有名。縦長の葉が上へ伸び、シャープな印象。乾燥や暑さに強く生育旺盛で育てやすい。土が乾いてから2~4日後に水やりする。寒さには弱いので、冬はなるべく暖かい部屋に。鉢がいっぱいになったら、根をつけて切り分けて株分けする。
- ポトス
- 暑さや日陰に強く、丈夫で増やしやすい。熱帯雨林などの大樹に張り付いて育つつる性植物で、湿度の高い環境を好む。蛍光灯のみの部屋でも育つ。吊り鉢でも楽しめる。伸びすぎた茎は剪定してバランスを整えて。白色の斑入りの「マーブルクイーン」や明るい緑色の「ライム」なども人気。
- グリーンネックレス
- コロコロとしたボール状の葉が垂れ下がった姿が特徴の多肉植物。乾燥に強く吊り鉢でも楽しめる。春と秋に生長し、比較的寒さに強い。日当たりのよい室内で育て、土が乾いたら水を与える。葉がシワシワになってきたら水切れのサイン。ただし、過湿に弱いため、水の与えすぎによる根腐れに注意して。
- モンステラ
- 南国リゾートを思わせる、深く切れ込んだユニークな形の葉が特徴。暑さ寒さや日陰に強く丈夫で生命力旺盛。蛍光灯のみの部屋でも育つため、室内のどこに置いてもよい。大きな葉は存在感抜群。
- エケベリア
- 花のようにロゼット状に広がった葉が特徴の多肉植物。寒さに強く育てやすい。葉と葉の間があいていない、バランスの取れた株を選ぶ。日によく当たると秋~春にかけて紅葉する。春~夏に、葉の間から花茎を伸ばし、鮮やかな色の花を咲かせる。
- セダム
- 光沢があるぷっくりした葉が特徴の多肉植物。暑さ寒さ乾燥に強く育てやすい。根が深く張らずに這うように育つため、屋上や壁面の緑化にも使われる。よく日に当てて育てると、秋に紅葉するものも。
観葉植物の症状別虫対策
- 葉がベタベタして、カビが生えてきた!
- 1~2mmくらいの小さく丸みをおびた虫がたくさんついていませんか?アブラムシのお尻から出る排泄物が、ベタベタの原因です。アブラムシはすぐに増えるので、予防をかねて1ヵ月に1回、アブラムシを退治する殺虫剤(粒剤)を使いましょう。
- 葉がかすり状に白くなっている!
- 葉の表面が白く、細かい傷がついているような症状がでていたら、ハダニが発生している合図です。虫の体をつつみ込んで退治する、有効成分が食品でできたスプレーを葉にまんべんなくかけるのがおすすめです。
いかがでしたか。室内に置かれるインテリアグリーンは、生活を彩り、癒してくれる存在となってくれますよ。ぜひ自分に合った観葉植物を見つけてくださいね。