誘引・支柱立てはなぜ必要なの?
支柱が必要な植物は、つる性の、キュウリ・ゴーヤーなどのウリ類、豆類などで、生長を助けるために必要です。また、実が大きくなるような、トマト・ナス・ピーマン等も、植物が実の重さで倒れるのを防ぐために必要です。
支柱を使用するメリットは他にもあり、風通しがよくなり、日当たりもよくなることで、植物の機能を健全に保ちます。植物同士の間隔もできるため、病害虫の被害も防ぐ効果があります。
立てた支柱に茎やつるを結びつける作業のことを「誘引」といいます。
- ○良い例
- 紐を「8」の字を書くように、支柱と植物に渡して、きつくしめず、生長のことを考え、ゆるめに輪を作って結びましょう。
- ×悪い例
- 支柱と植物の間に隙間がないと、成長の妨げになります。茎に食い込むこともあるので、結び方には気をつけましょう。
仮支柱
植えたばかりの苗は、根付いていないのでしっかり自立していません。そのため、苗を倒さないように、30cmぐらいの仮の支柱を斜めに立てて苗を支えることをいいます。
2週間ぐらいすると根付くので、本支柱にしてください。
植え付け時は、根付くまで仮支柱で支えてあげましょう。
これは別にどの植物でもやっていいですか?
問題ありません。しかしつる性の植物(ゴーヤーやキュウリなど)では、つるが仮支柱に巻き付き、本支柱を立てたり、ネットを張る時に邪魔になったり、株を傷つけたりしますのでおすすめできません。
本支柱
本支柱とは、その植物の最大の高さ位までの支柱を立てる(組ませる)ことです。
三本立ては簡単に作ることができるので、よく使われます。ナスやピーマン等の栽培に向いています。
朝顔栽培の定番支柱です。つるをらせん状にはわせたりするのに向いています。
つる性の大きなものに向いています。
きゅうりやトマトなどを栽培するときによく使う形です。ネットを張ることもできます。