クモがたくさん出る家には、
ある“共通点“があった?
- クモ
- 2017/08/02
ほとんどの種類は人間を攻撃しないのに、なぜか嫌われているクモ。基本的には屋外で生息しているのですが、人間の家にも度々やってきます。実は、クモがよくでる家にはある“共通点”が!?
ほとんどのクモは“益虫”なのに…
みんなに嫌われてしまう不憫な虫。
日本で近年ブームとなっているハロウィンでも、魔女やコウモリと共にクモのモチーフがよく登場しますね。これは多くの人にとって「暗い」「怖い」「不気味」といったネガティブなイメージがあるからでしょう。
しかしながら、ほとんどのクモは無害で、田んぼなどで害虫を食べてくれるため、むしろ”益虫”として活躍しています。陰ながら人間の役に立っているのに、多くの人間に疎まれるちょっと気の毒な存在。見た目の不快感や不吉な印象から“嫌われ者“として扱われてしまうことが多いのです。
実際、家の中やお庭にクモの巣が張られていると不衛生な印象がありますし、見ていて気持ちの良いものではありません。本来はエサを捕らえるために張られている巣を思いがけず触ってしまったら、つい顔をしかめてしまう人も多いのではないでしょうか。
日本でよく見かける一般的なクモ。
巣を張るタイプと、巣を張らないタイプがいる?
人間の髪の毛よりも細い糸で構成されているのに不思議と破れにくく、触ってみると少しベタベタしていて、様々な虫を捕らえるクモの巣。セミや蝶々などの虫が捕まっている光景を、何度かは見たことがあるのではないでしょうか。ちょうど良いスペースを探して、スピーディー且つ器用に巣を張る摩訶不思議なクモ。発見したときには、クモの巣が結構な大きさになっていることも…。
クモの巣の張り方
- 1.風を利用して糸を出しながら往復し、
- 2.真ん中まで戻ってぶら下がり、
- 3.往復しながら一周ワクを張り、
- 4.一旦大ざっぱに足場糸を張ってから、
- 5.その後せまい間隔で横糸を張って足場糸を切ったら、巣は完成します。
すべてのクモが無害ではない!
日本にもいる“毒グモ”って?
「カバキコマチグモ」という日本産の毒グモもいますが、近年では外来種の毒グモの生息域が広がってきて、徐々に問題視されるようになってきました。
神奈川県横浜市で1995年に発見された「ハイイロゴケグモ」も、もともとブラジルや南アフリカにいた外来種。侵入経路は明らかになっていませんが、羊毛や繊維、建築資材、コンテナ等に紛れて運び込まれたのではないかと推察されています。
知名度が高い毒グモと言えば、「セアカゴケグモ」でしょうか。背中にある、輝くように鮮やかな赤の模様が特徴です。繁殖力が強く、1匹で5,000個の卵を生む場合も!本来は東南アジアやオーストラリアなどで生息しています。日本で初めて発見されたのは大阪府で1995年のことですが、2016年10月時点で42都道府県まで拡大。港からトラックのタイヤなどに付いて日本全国へ広がってしまったようです。
公園などのベンチの下や側溝のふたの裏、ガードレールの支柱、墓石の周辺など、日当たりがよく隙間がある場所に巣を張って生息しています。実は身近なところにいる“毒グモ”。もし見つけても絶対に素手では触らないようにしてください。
不快な巣を張らせないための対策。
クモがたくさん出る家の共通点とは?
不快に感じて巣を取り除いても、気付いたらまた同じ箇所に巣が張られていて落胆することもあるのでは?それもそのはず、クモには何度も同じ場所に巣を張ろうとする習性があるからです。
軒下や玄関などのよく張られる場所に、雨にも強い撥水成分シリコーン配合のエアゾールタイプの殺虫剤をスプレーしておくと、ツルツルと滑る効果のおかげで巣張りを防止でき、また見かけたクモに直接スプレーすれば駆除できる商品も!クモは薬剤に特別強いわけではないので、クモ専用または不快害虫用エアゾールタイプの殺虫剤などで簡単に駆除できますよ。
基本的には屋外にいるはずのクモを、家でたくさん見かけるとしたら…家の中にクモのエサが多いからかもしれません。クモがよく出る家の共通点、それはエサとなるような「小さな虫やゴキブリがたくさんいる」可能性が高いということ。エサとなる虫も同時に駆除しておくことで、クモの侵入も大幅に減らせるはずです。
一部の毒グモを除きほとんどのクモは“益虫”ですが、だからと言って家の中やお庭にたくさんクモがいたらやはり気持ちの良いものではありませんよね。家の中にいるクモのエサとなるような虫も、併せて駆除しておきましょう。