ウィ〜。
寝る前にお風呂
入っちゃおうかな?
お風呂のギモン
皆さんは、お酒を飲んだ後のお風呂はどうしていますか?翌日に響かせないためにも「熱いお風呂で汗を流して、酔いを覚ましておこうかな」と、湯船につかりたくなる人もいるかもしれません。
でも、実は飲酒後の入浴は「酔い覚まし」になるどころか、逆に酔いが覚めにくくなることを知っていましたか?
熱いお湯につかると全身の血流は良くなりますが、アルコールを分解する肝臓に送られる血液は減ってしまいます。そうすると、うまくアルコールの分解が進まず、酔いが覚めにくくなってしまうことも。
また、意外に感じるかもしれませんが、飲酒直後は一時的に血圧が低下します。そして、お湯につかっているときも血圧が低下しまうため、飲酒後に入浴すると、脳や心臓に送られるはずの血液が全身に送られ、脳貧血などを起こして倒れてしまう可能性があります。こうしたことから、飲酒後にお湯につかることはやめた方がよいでしょう。
軽く飲んだ場合や、どうしてもお風呂に入ってスッキリしたい!という方は、飲酒から2〜3時間はあけ、「シャワー浴」にしましょう。酔って足元がふらつき、浴室の濡れた床で転んでしまう危険性もあるので、できれば座りながら浴びた方が良いでしょう。
ただし、アルコールの分解時間には個人差があります。2〜3時間経っても酔っていると感じる時や、少しでも体調がすぐれない場合は、シャワー浴もやめておきましょう。
また、お酒の利尿作用によって脱水状態になっていることも考えられるため、シャワー浴の前後にたっぷりと水分補給をすることも忘れずに。