栽培しやすく丈夫なミニトマト。
プランターでの育て方と活用方法!
ミニトマトは丈夫で乾燥にも強いので、ベランダ栽培にぴったりです。真っ赤でかわいらしい実は、毎日の食卓はもちろんサラダやお弁当でも大活躍!たくさんとれるので“コスパ”が良いのもうれしいですね。栄養豊富なミニトマトをご自宅で育ててみませんか?
野菜・花・果樹 育て方2017/04/20
ミニトマトの基礎知識と育て方
色も形も味もさまざま。黒いトマトも!
ミニトマトは、元々は日差しが強く雨の少ない南米アンデス地方原産の野菜です。多くの品種があり、つやつやで真ん丸の「千果」や長卵型の「アイコ」をはじめ、味も酸味が強いものからデザートのように甘いものまで、とっても多彩。色も黄色やオレンジ、緑や白色、なんと黒いトマトまで!とにかくさまざまで、選ぶのも楽しいですね。初心者なら、種ではなく苗から育てた方が失敗が少ないですよ。
ミニトマトは栄養豊富!「リコピン」の役割とは?
ミニトマトは、ビタミンCとβカロテンが多く含まれていて栄養豊富。さらにトマトの赤い色素である「リコピン」には、強い抗酸化作用があり、細胞のがん化や動脈硬化の原因になる活性酸素を減らす役割が期待できます。
また、体を酸化させ、シミやシワの原因にもなる活性酸素はお肌の大敵!活性酸素は紫外線で増えるため、紫外線の量が多くなる5月頃からは特に注意しましょう。
リコピンは体内で作り出せないため、食事で上手にとり入れて。生で食べるよりも加熱処理、とくに油を使って調理したほうがリコピンの吸収率が良く、うま味も増すのでおすすめですよ。
ミニトマトの栽培方法
- 植え付け時期
日光がよく当たる乾いた環境を好むため、気温が25~30℃ぐらいの時に。プランターはトマトが根をしっかり張れるよう、土がたっぷり入る深めの45リットルに2株(1株につき20リットルが目安)を植え付けましょう。
- 支柱立て
草丈が30~40cmくらいになったら倒れないように支柱を立てます。
苗の両端、また根元から10㎝ぐらいの位置に150~180cmほどの支柱を差し、茎と支柱とを紐で8の字を描くようにやさしく結びつけます。その後、イラストのように補強(合掌造り)をしておきましょう。 - わき芽摘み
植え付け後1週間を目安に葉や茎の付け根から出る芽(わき芽)を取ります。
これを摘み取ると実が大きく育つほか、日当たりや風通しが良くなり、病害虫の発生も予防できます。その後は、わき芽を見つけたら取るようにしましょう。 - 追肥
最初の実が膨らみ始めたら株元に追肥します。
実に栄養を使うため追肥は重要です。特に鉄分が多い肥料はリコピンをはじめ、さまざまな栄養素の含量が増えるのでおすすめです。収穫まで月1回程度与えましょう。 - 水やり
乾燥した環境を好みます。水やりは朝、土がかわいていると感じたら与えましょう。(毎日やる必要はありません。)
- 収穫
花が咲いてから40~50日ほど経つと実が熟して、緑色から真っ赤に変化します。茎元から色が良いものを順に収穫します。収穫が遅れると実が裂けてしまうので、時期を逃さないように注意!
もっと知りたい方は、アースガーデンサイト「野菜・花の育て方 ミニトマト(苗)」を参考にしてください。
簡単!美味しい!ミニトマトを使ったレシピ
ミニトマトとウインナーのアヒージョ
おもてなしにも!人気のアヒージョが手軽に作れます。
〈材料〉(2~3人分)
ミニトマト 15~20個/ウインナー 5本/ニンニク 1片/オリーブオイル 100ml/ハーブソルト 小さじ1/2
- フライパンにみじん切りにしたニンニクを入れ、オリーブオイルで炒める。
- ニンニクがキツネ色になったら、半分に切ったウインナーとミニトマトを入れて炒める。
- ミニトマトの皮がはじけてきたら、ハーブソルトを振ってでき上がり。
ミニトマトの簡単マリネ
日持ちするから、作り置きおかずにも。
〈材料〉
ミニトマト 15~20個/マリネ液(オリーブオイル 大さじ3 /白ワインビネガー 大さじ1/レモン汁 少々/ハチミツ 小さじ2/塩コショウ 少々)
- ミニトマトを洗い、ヘタの反対側につまようじで1カ所穴を開けておく。
- 熱湯で数分間ゆで、次に氷水に数分つける。
- トマトの皮を親指と人差し指でつまんでむく。
- マリネ液に漬けこみ冷蔵庫で冷やして完成!できれば一晩漬けて。
いかがでしたか。育てやすく栄養価の高いミニトマト。洗って保存袋に入れて冷凍保存もできます。お子さんと一緒に栽培すれば食育にもなりますよ。ぜひご自宅で育ててみてくださいね。