タカラダニとは
タカラダニはダニの仲間で、その多くは朱赤色。体長は1~2.7mmと小さめ。6~7月によく見られます。体がおびただしい数の毛で覆われているのが特徴です。幼虫は、セミ、アブラムシ、バッタなど多くの節足動物に寄生し、体液を吸って満腹になると離れ、地上に落ちて脱皮して若虫になります。若虫と成虫が地表または地中で主に捕食するのは、ハダニやカイガラムシです。人を刺すのではと心配されることも多いですが、日本での被害報告はまだありません。
行動は活発で、コンクリートの壁をよじ登り屋内にも侵入。窓や屋上から多数侵入して這いまわることもありますが、タカラダニの生態はまだあまり分かっておらず、何を求めて屋内に侵入するのかは不明です。
「タカラダニ」という名前については、子供たちがセミを捕っていたとき、セミの体に赤い小さな虫がたくさん付いていると金持ちになれるといって喜び、「タカラダニ」と呼ばれるようになったとの言い伝えがあります。
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