くん煙(煙・霧)剤ご使用前の準備と使い方

くん煙(煙・霧)剤で一番お問い合わせの多い使用前の準備方法と使い方についてご紹介します。使い方はわかりやすい動画でもご確認いただけます。正しい使い方をマスターして、しっかり害虫を駆除しましょう。

対象製品

使用方法

動画で使い方を見る

「アースレッド(くん煙剤)」の使い方

「ネズミ一発退場」の使い方

1.ご使用前の準備

まず、部屋を閉め切り、戸棚、引出し、押し入れなど害虫のかくれ場所になるところを開放してください。
また、小鳥などのペット類、鑑賞植物などがある場合や、お持ちの家電などによって事前の準備が必要です。
詳細は下記より検索してみてください。簡単な作業でご使用いただけます。

カテゴリ

報知器・警報器類

品目使用前の準備方法
火災報知器 報知器の直下では使用しないでください。
製品に付属の、火災報知器カバーですき間が出来ぬよう覆いをしてください。
カバーが付属していない場合や、サイズが合わない場合は、報知器の感知部分にポリ袋などをかぶせ、まわりをテープなどで必ず押さえて使用してください。
処理後、部屋をじゅうぶん換気(通常1時間程度を目安)してから、必ずそのカバーを取り除いてください。
※報知器にカバーをしている間は、火気にじゅうぶんご注意ください。※マンションやビルなどでご使用の際は、管理室で一括管理している場合がございます。
その場合は、管理室にてスイッチを切ることが可能です。
※テープを壁や天井などに直接貼ると、塗装を剥がすおそれがあるのでご注意ください。
ガス漏れ警報器 必要ありません。
※火災報知器と一体型のタイプは、火災報知器と同様の準備をしてください。

デジタル機器

品目使用前の準備方法
テレビ カバーあるいは新聞紙・ビニールなどをかけてください。
パソコン、タブレット、ワープロ カバーあるいは新聞紙・ビニールなどをかけてください。
ゲーム機器 カバーあるいは新聞紙・ビニールなどをかけてください。
オーディオ・ビデオ製品 カバーあるいは新聞紙・ビニールなどをかけてください。
プリンター、コピー機、シュレッダー、スキャナー カバーあるいは新聞紙・ビニールなどをかけてください。
大型コンピューター(業務用) 故障の原因となるため、本品は使用しないでください。
ゲームソフト、DVD、CD、テープ類 専用ケースに収納するか、蓋のある箱に収納し、蓋を閉めてください。
携帯電話、スマートフォン カバーあるいは新聞紙・ビニールなどをかけてください。

生活家電

※全ての製品で影響がないと確認したわけではありません。 ※くん煙剤使用時は、24時間換気扇を止めるようにしてください。

品目使用前の準備方法
冷蔵庫 必要ありません。
電子レンジ 必要ありません。
トースター 必要ありません。
ただし、ポップアップタイプは、カバーあるいは新聞紙・ビニールなどをかけてください。
炊飯器 必要ありません。
コーヒーメーカー カバーあるいは新聞紙・ビニールなどをかけてください。
ウォーターサーバー カバーあるいは新聞紙・ビニールなどをかけてください。
食器乾燥機 必要ありません。
電気ケトル、給湯ポット カバーあるいは新聞紙・ビニールなどをかけてください。
掃除機 必要ありません。
洗濯機 必要ありません。
エアコン、空気清浄機、加湿器、除湿機 電源をお切りください。カバー等は必要ありません。
扇風機、サーキュレーター 必要ありません。
ヒーター、オイルヒーター 電源をお切りください。カバー等は必要ありません。
こたつ 必要ありません。
照明器具 必要ありません。
電話機 必要ありません。
マッサージチェア 必要ありません。
スマートスピーカー カバーあるいは新聞紙・ビニールなどをかけてください。
リモコン カバーあるいは新聞紙・ビニールなどをかけてください。

台所・お風呂

品目使用前の準備方法
食器、食器棚
  1. 戸棚を開けて使用する場合や、食器がテーブルなどに放置されている場合は、直接煙(薬剤)がかからないようにポリ袋に入れるか、新聞紙・ビニールなどをかけてください。
    もし、煙(薬剤)が食器などに直接かかった場合は、水洗いをしてからご使用ください。
  2. 食器棚に収納され、扉がしまっていれば必要ありません。
包丁(はがね製品) 変色したり錆びたりすることがあります。
戸棚に収納するか、直接煙(薬剤)がかからないようにポリ袋に入れるか、新聞紙・ビニールなどで覆ってください。
調理器具(鍋、フライパン等) カバーをするか、棚の中にしまうようにしてください。
ガスコンロ、カセットコンロ 火は必ず消してください。カバー等は必要ありません。
IHコンロ 電源をお切りください。カバー等は必要ありません。
食品、飲料、調味料 冷蔵庫や米びつの中のもの、戸棚に収納されたものは必要ありません。
テーブルなどの上にある場合は、冷蔵庫や箱に収納するか新聞紙・ビニールなどをかけてください。
ガス湯沸かし器、内釜式浴槽 火は必ず消してください。カバー等は必要ありません。
浴室・風呂場・ユニットバス 使用量(畳数)を確認いただき、ご使用ください。
使用量(畳数)に満たない場所では高濃度になるため、その使用量(畳数)を満たすよう洗面所等を開放してご使用ください。※くん煙剤使用時は、24時間換気扇を止めるようにしてください。

家具・生活用品

品目使用前の準備方法
寝具(ベッド、ふとん、毛布、まくら) 寝具の上に、新聞紙・タオル・ビニールなどをかけてください。
薬剤がかかったかどうか気になる場合は、使用後に掃除機がけやブラッシング、天日干しをしてください。
押入れ
  1. 開放して使用する場合は、寝具などに直接煙(薬剤)がかからないようにポリ袋に入れるか、新聞紙・ビニールなどで覆ってください。薬剤がかかったかどうか気になる場合は、使用後に掃除機がけやブラッシング、天日干しをしてください。
  2. 閉めて使用する場合は、必要ありません。
衣類(洋服、毛皮、和服)
  1. クローゼットやタンスが開いていたり、衣服が外に出ている場合は、直接煙(薬剤)がかからないようにポリ袋に入れるか、新聞紙・ビニールなどで覆ってください。変色したり、しみになることがあります。
  2. クローゼットやタンス等に収納している場合は、必要ありません。薬剤がかかったかどうか気になる場合は、使用後にブラッシングか天日干しをしてください。
カバン 箱などに収納されていれば必要ありません。
部屋に放置されている場合は、直接煙(薬剤)がかからないようにポリ袋に入れるか、新聞紙・ビニールなどをかけてください。
クローゼット、タンス
  1. 扉を開けて使用する場合は、洋服にカバーをかけてください。
  2. 扉が閉まっていれば必要ありません。
壁、カーテン 必要ありません。
フローリング、畳、じゅうたん、ラグ、マット(敷物)、ウッドカーペット 必要ありません。
<アドバイス>
ダニなど虫の死骸を除去するという意味で、使用後に畳・じゅうたん・床などは掃除機がけをおすすめします。
プラスチック製品(透明なもの) 必要ありません。
いす、テーブル、ソファー 必要ありません。
クッション 必要ありません。
気になる場合は使用後に掃除機がけやブラッシング、天日干しをしてください。
おもちゃ、ぬいぐるみ 箱などに収納され、蓋が閉まっていれば必要ありません。
部屋に放置されている場合は、直接煙(薬剤)がかからないようにポリ袋に入れるか、新聞紙・ビニールなどをかけてください。
本、本棚 必要ありません。

動植物

品目使用前の準備方法
犬、ネコ、小鳥、ハムスター、ウサギ、昆虫など 部屋の外、または屋外に出し、なるべく離して置いてください。
じゅうぶん換気(通常1時間程度を目安)をしたら、持ち込んでも構いません。
観賞魚(熱帯魚やエビ)、その他水生動物全般 部屋の外に出し、なるべく離して置いてください。
じゅうぶん換気(通常1時間程度を目安)をしたら、持ち込んでも構いません。
移動できない水槽は、エアーポンプを止めて、ビニールで覆いをし、ガムテープで止めるなどして、完全密閉してください。
水槽 部屋の外に出し、なるべく離して置いてください。
じゅうぶん換気(通常1時間程度を目安)をしたら、持ち込んでも構いません。
移動できない水槽は、エアーポンプを止めて、ビニールで覆いをし、ガムテープで止めるなどして、完全密閉してください。
ペットのえさ 部屋の外に出すか、戸棚の中、もしくは蓋のあるケースに収納ください。
ペットのおもちゃ カバーあるいは新聞紙・ビニールなどをかけてください。
家畜 家畜のいる場所では使用しないでください。
飼料 冷蔵庫に収納するか新聞紙・ビニールなどをかけてください。
観賞植物、植木 部屋の外に出し、なるべく離して置いてください。
じゅうぶん換気(通常1時間程度を目安)をしたら、持ち込んでも構いません。

その他

品目使用前の準備方法
楽器全般(ピアノなど) 金属部分に煙がかかると表面が変色することが考えられますので、新聞紙・ビニールなどをかけるか専用ケースに収納してください。
美術品(絵画、額縁、置物など) 銅・真ちゅう製品・メッキ品などにかかると、変色したり錆びたりすることがあります。
直接煙(薬剤)がかからないようにポリ袋に入れるか、新聞紙・ビニールなどで覆ってください。
可能であれば、使用しない部屋へ移動ください。
じゅうぶん換気(通常1時間程度を目安)をしたら、持ち込んでも構いません。
仏壇、仏具、神棚 銅・真ちゅう製品・メッキ品などにかかると、変色したり錆びたりすることがあります。
直接煙(薬剤)がかからないように新聞紙・ビニールなどで覆ってください。
はく製 変色したり錆びたりすることがあります。
直接煙(薬剤)がかからないようにポリ袋に入れるか、新聞紙・ビニールなどで覆ってください。
可能であれば、使用しない部屋へ移動ください。
じゅうぶん換気(通常1時間程度を目安)をしたら、持ち込んでも構いません。

2.加熱蒸散をはじめてください

事前の準備が整ったら、くん煙剤を使って以下の手順で加熱蒸散を始めましょう。
使い方動画を見たい方はこちら→

1.水を容器の点線まで入れる

水をプラスチック容器の点線まで入れてください。
※点線以上に多く入れ過ぎないように注意してください。(蒸散不良の原因になります。)

2.アルミ袋から缶を取り出す

プラスチック容器の中のアルミ袋を開け、缶をそのまま取り出してください。(缶の天面の赤いシールは、はがさないでください。)
※薬剤缶が入ったアルミ袋は使用直前に開封してください。※開封した状態で長時間放置すると、空気中の水分で少しずつ反応が進み、蒸散不良の原因となりますので、開封後はすぐにご使用ください。

3.プラスチック容器の中に缶を入れて部屋の中心にセットする

水を入れたプラスチック容器を部屋の中央に置き、缶の赤いシール面を上にして入れ、リング状の蓋をしてください。約1分で蒸散が始まります。
【注意】セット後は缶が熱くなるので、ふれないでください。缶は約30分で冷めます。
※マッチなどの火気は使用しないでください。※逆さまに入れないよう注意してください。逆さまに水につけると蒸散しません。なお、一度水につけてしまうと、正しい向きで再度セットしても蒸散しないため、向きには十分注意ください。

4.缶をセットして、部屋の外に出て戸を閉め切る

 

缶をセットしたら、部屋の外に出て戸を閉め切ってください。蒸散開始後、部屋に広がった白煙(蒸散成分)がすみずみまで広がり駆除効果を発揮するので、約2時間またはそれ以上部屋を閉め切ってください。ハエ・蚊には約30分またはそれ以上で効果がありますが、2時間以上経過してから入室してください。

  1. セット後、約1分で蒸散開始
  2. 最初の1分間、勢い良く白煙が上がる
  3. その後約10分間薄い白煙
  4. 蒸散終了
  5. 2時間以上閉め切る(2時間以上放置しても、問題はありません)
  6. 入室後、1時間程度部屋を換気する

ワンポイント

3.ご使用のあとで

!注意!
蒸散後は、強い刺激を感じる場合もあるので、換気の際は、必ずタオルなどで口や鼻をおさえて薬剤を吸い込まないようにして入室してください。

  1. 使用後は、においが気にならなくなる程度(1時間程度)しっかり換気してください。
  2. 小さな虫の死骸などをとり除くため軽く掃除機をかけてください。
  3. 食器などに直接薬剤がかかった場合は、水洗いしてからご使用ください。
  4. ふとんや衣類に薬剤がかかった場合は、ブラッシングするか天日干しを行ってください。
  5. 使用後は、各自治体の定める方法に従って廃棄してください。区分は以下となります。
包材・資材名廃棄区分
不燃物
容器 プラスチック製容器包装
ラベル プラスチック製容器包装
シール プラスチック製容器包装
リング(蓋) プラスチック製容器包装
アルミ袋 プラスチック製容器包装

※しっかり換気をし、掃除が終わってからペットや植物、観賞魚を入室させてください。

※ふき掃除は不要です。

※カバーをしていた食器などを洗う必要はありません。

※まれに熱によってリング状の蓋が少し溶けることがありますが、安全性、有効性等の品質に影響ありません。

※薬剤が蒸散すると、缶の内部に薬剤の残りとして黒く溶解したような固形物が残ります。

※使用後は、下記のように缶の中が真っ黒になっていれば、問題ありません。

①使用前:わかりやすいように天面のシールをはがしています。

②使用後:黄色い粒が残っている場合は、蒸散ができていません。水の量に問題があったと考えられます。水の量は必ず守ってご使用ください。

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