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自宅を憧れのイングリッシュガーデンに!
演出のポイントと植物5選

色とりどりの花と緑あふれるイギリスの庭園。素朴で自然な美しさに憧れますよね。コツをおさえれば、ベランダや限られたスペースでも、気軽にイングリッシュガーデン気分を楽しむことができます。カギになるのは「花の組み合せ」と「ナチュラルな小物」。色使いや配置を工夫して、自分だけのガーデン造りにチャレンジしましょう!

ガーデニングの楽しみ方2017/06/08

基本的なポイント

イングリッシュガーデンとは?

イングリッシュガーデンの特徴は“自然そのものの美しさを大切にする庭造り”にあります。花の色やサイズなどを統一せず、あえて形の違うものを交ぜて植えることで、まるで野原に咲いているような、より自然な印象を与えることができるのです。

イングリッシュガーデン造りのポイント

“自然そのものの美しさ”といっても、ただ植物を無造作に植えるだけでは、素敵なイングリッシュガーデンにはなりません。次のポイントを押さえて挑戦しましょう。

植物の色

色にルールはありませんが、一色でまとめない方が、より自然な印象になります。また「テーマに合わせて花の色を選ぶ」という方法もあります。例えば、華やかな雰囲気を出すには赤やピンク・紫などの大きめの花を選ぶ、シックで爽やかなガーデンなら、紫・白・ブルーの小さな花を植える…など。色選びに自信がない方は、暖色系または寒色系のグラデーションにすると、統一感が出るのでセンスよくまとまります。

植物の種類

日本の気候に合った植物を使うことが失敗しないコツです。この後にご紹介する「おすすめの植物5選」を参考にしてください。一度植えたら毎年花を咲かせる多年草や宿根草(地上部が枯れるもの)を植えると、植え替えの必要がなく楽です。一方で、一年で枯れる一年草には大輪で鮮やかな花が多いので、好みに合わせて選びましょう。

植物の高さ

高さの違う植物を、手前から奥にかけて高くなっていくように立体的に植える方法を“ボーダーガーデン”と言います。これはイングリッシュガーデンでよく使われるテクニックで、花の美しさはもちろん、奥行きを感じさせることができます。高さを出すことが難しい時は、プランターの下にレンガを置いたり台に載せたりしてみましょう。わずかでも高低差がついて、ボーダーガーデンのように見せることができますよ。

吊り下げプランターの活用

ベランダや玄関など、スペースのない場所では吊り下げプランターを活用してみてください。ラティスやベランダのフェンスにプランターを吊り下げれば、狭い場所でも育てることができます。寄せ植えにすると、更に華やか!

自然素材を使う

イングリッシュガーデンでは、自然素材を使うのが基本。プランターもプラスチックなどの人工物はなるべく使わず、木や石、テラコッタや陶器のものを選びます。庭に配置する植木鉢や花壇、またテーブルなどの小物は、木・石・レンガなど自然と調和する素材を使いましょう。また、木製のベンチやテーブル、ラックなどのガーデンファニチャーを設置すると、一気にイングリッシュガーデンらしさが高まります。ベンチなど大きなものが置けなくても、敷くタイプのウッドデッキや木製のラティスなどを使ってナチュラルな感じを演出してみましょう。

植物を選ぶ

おすすめの植物5選

初心者にも育てやすく、イングリッシュガーデンの雰囲気を作ってくれる植物を5種ご紹介します。特にバラがあるとイングリッシュガーデンらしさが増しますよ。香りのよいハーブも欠かせません。

ペチュニア

初心者にも育てやすく丈夫な花です。色の種類が豊富で、初夏から秋まで、株を覆うようにボリュームいっぱいの花を咲かせます。吊り下げプランターに入れると、立体感を演出してくれますよ。日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。夏期は過湿に気を付けて。(アースガーデンサイト「ペチュニアの育て方」参考

パンジー・ビオラ

大輪系のパンジーと小輪系のビオラは、赤や黄色、紫といったカラフルな色合いがお庭のアクセントになります。開花期は10月~5月と長く、冬も楽しめます。株はコンパクトで葉が多い苗を選んで、日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。(アースガーデンサイト「パンジー・ビオラの育て方」参考

バラ

華やかで香りの良いバラは、エレガントな雰囲気作りに最適。ミニバラは草丈も花も小ぶりですが、咲く期間が春から秋と長く楽しめます。乾燥が苦手なので水やりはたっぷりと。また定期的に肥料をあげることで、より元気に咲き続けます。剪定を行うと、翌年また蕾をたくさんつけてくれます。(アースガーデンサイト「バラ(ミニバラ)の育て方」参考

ラベンダー

素朴なたたずまいと心地よい香り、そして薄紫の色合いは、イングリッシュガーデンにピッタリです。草丈が高いので、背景に置くと見映えがしますよ。高温多湿に弱いため、風通しのよい場所で育てましょう。水のやりすぎに注意。

ローズマリー

丈夫で育てやすいハーブなので、初心者にピッタリ。小さくて可憐な紫色の花を咲かせます。乾燥気味を好むので水やりは少なめにしましょう。日当たりの良い場所を選び、育ってきたら定期的に剪定して風通しを良くしてください。

ガーデニング作業は虫と暑さに要注意!

日々成長するお花の管理は楽しいけれども、作業中のヤブ蚊と熱中症には要注意です。ヤブ蚊は、作業に適した夕方や、朝方の少し涼しい時間に活発に活動します。蚊とり線香もありますが、もっと手軽に使える空間用の虫よけスプレーをご存じでしょうか?作業スペースまわりの地面にまいておくだけで、長時間ヤブ蚊を寄せつけない便利さが人気です。

作業に集中していると、暑さを忘れて熱中症になることもあります。こまめな休憩と水分補給は必ず行いましょう。また、夏場はシャワーで済ませがちですが、ぬるめのお湯に半身浴することで血行がよくなります。「夏場に湯船につかるのは…」と思う方には、湯上りもスッキリ過ごせる夏用の入浴剤を使用してみるのもおすすめです。

いかがでしたか。自分だけのイングリッシュガーデンが完成したら、ぜひ咲き乱れる花たちを眺めながら、ゆったりとティータイムを楽しんでくださいね。

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