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基本情報
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育て方
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病気・害虫
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よくあるご質問
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この栽培に役立つ情報
基本情報
栽培難易度
夏の花として親しまれているのが「ペチュニア」です。初夏から秋まで花を咲かせます。色の種類も多く、とても人気のある花で、成長が早く丈夫なので初心者におすすめです。
- 別名
- ツクバネアサガオ
- 科名 属名
- ナス科ペチュニア属
- 主な病気
- 灰色かび病・うどんこ病
- 主な害虫
- アブラムシ類・オンシツコナジラミ類・ハスモンヨトウ・ナメクジ
- 生育環境
- 日当たりと風通しのよい場所
- ポイント
- 夏は湿気に気をつける
乾燥を好むので水やりの回数に注意する
- 土
- 弱酸性(pH5.5~6.0)
栽培スケジュール
画像を拡大する育て方
1. 苗の準備
苗は3~5月ごろ、開花した鉢が5~8月に販売されています。
2. 植え付け
- 植え付け時期3月下旬~5月
- 土弱酸性の培養土を利用してください。
枯れた葉や花がらがある場合は必ず取り除くようにしてください。
小さな苗の場合、植え付けたときに、株の先端から2~3節下で摘心(芽を切る)することで、側枝が伸び花数が多くなります。
3. 水やり
乾燥を好むので、土の表面がかなり乾いたら、株元にたっぷりと底から水が出るまであげてください。
4. 肥料
肥料を好むので、3月から11月の生育期は、月に1回程度、固形肥料を追肥し、2週間に1回程度、液体肥料をあげてください。
5. 栽培環境と栽培のポイント(増やし方含む)
- 生育環境日当たりのよい戸外で育ててください。
- 花がら摘み花が咲くと、枯れた花は取り除く「花がら摘み」を早めに行ってください。そのままにしておくと見た目も悪いですが、病気の原因になります。
- 切り戻しある程度花が咲いた梅雨前に、茎の長さ1/2~1/3を残して切り戻すことで、再び花を楽しむことができます。
同じように、花が咲いたら切り戻しを行うことで、秋の終わりまで2~3回花を咲かせることができます。
6. 植え替えのポイント
1年草のため植え替えなし
病気
灰色かび病
花びらに小さな斑点がつき、白っぽい花では赤、赤っぽい花では白の斑点が数多く発生し、症状がさらに進行すると灰色のカビに覆われます。
3~12月の雨の多い時期に発生しやすいです。
対処法
- 予防日当たりや風通しを良くします。
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。 - 対処発生初期は、症状が出た部分を排除して様子を見ましょう。症状が広がる場合はできるだけ早く薬剤を使用します。
うどんこ病
葉や茎が小麦粉をふりかけたようになる病気で、白いカビ(糸状菌)の発生が原因です。菌糸を植物の組織の中にのばして栄養分を吸収し、進行すると、茎や葉がねじれて萎縮、ひどい場合には葉が黄化して枯れます。
伝染するため、早めに防除する必要があります。
対処法
- 予防湿度が低くても発病するため、日当たりや風通しをよくする。
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。 - 対処症状が軽い場合は感染した葉だけちぎって様子を見ます。ちぎった葉は必ず廃棄することが重要です。
害虫
アブラムシ類
体色は黄緑色のものから黒褐色まで多様だが、黄緑色のものが多い。
植物の新芽に好んで寄生し、口針を幼枝の先端部や茎、根などに差し込んで汁液を吸います。ウイルス病を媒介することもあります。
対処法
- 予防特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
- 駆除数が少ない場合は、セロハンテープなどを利用することをおすすめします。
多く発生している場合は、薬剤を使用ください。
オンシツコナジラミ
葉裏に寄生し汁を吸い、被害が進むと、葉緑素が抜け白っぽくなる。
繁殖力が強く、薬剤に対する抵抗力もつきやすい。夜になると植物の成長点(葉の先端)付近の葉裏に集まり動かなくなる。このときの退治が容易。
コナジラミが排泄する甘露のついた葉や花の表面にすす病が発生したり、ウイルス病を媒介したりする。
対処法
- 予防特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
- 駆除数が少ない場合は、セロハンテープなどを利用することをおすすめします。
多く発生している場合は、薬剤を使用ください。
ハスモンヨトウ
幼虫は大きくなると主に夜に活動し被害をもたらすため「夜盗虫」と呼ばれ、体長は約20~40mm、体色は緑色や褐色が多いです。
孵化したての幼虫は、葉裏に群生し葉裏から食害するため、葉が白く透けた状態になる。大きくなると夜行動するため見つけにくく、分散し、被害が拡大する。群生している幼虫の段階で防除することが望ましい。
対処法
- 駆除葉裏をチェックし、見つけたら捕殺するようにしましょう。
多く発生している場合は、薬剤を使用ください。
ナメクジ
口器におろし金のような多数の歯のある舌を持ち、植物を削り取るように食べる。
植物が茂って湿気の多いところに多く生息しており、昼間は潜んでいて、夜になると活動する。
移動の際に粘液を出して歩行するため、這った後に白っぽく光る筋が残る。
対処法
- 予防鉢に近寄らせないように、目立たない薬剤を鉢の下に設置して被害を防ぎましょう。
- 駆除見つけたら捕殺するようにしましょう。