ブロッコリーの葉が部分的に白く透けてしまうのですが…。
ブロッコリーを食害する主な虫は、ヨトウムシ類、アオムシ(モンシロチョウの幼虫)、コナガ類。このうち、ヨトウムシ類は特に食欲旺盛で、発生から数日で葉が穴だらけになってしまいます。アオムシよりも小さく成熟幼虫でも1cmくらいにしかならないコナガ類の場合は、表皮を残して葉裏から食害するため、葉の表側から見たときには食害に気付きにくく、病気による斑点と見間違えることもあります。成熟幼虫になると表皮を残さず葉に穴をあけるようになりますが、そうなる前に対処しましょう。
コナガ類はアブラナ科の重要な農業害虫です。ブロッコリーの他、スティックセニョール(茎ブロッコリー)、キャベツ、コマツナ、ナバナ、ダイコン、ハクサイ等に発生しやすいので注意してください。
コナガ類の主な発生時期は5~11月で、涼しい気候を好むため真夏に発生が一時的に減りますが、北海道などでは真夏も発生します。成長サイクルが早く、年5~10回発生してしまうので、発生初期に対策しましょう。定植時(苗の植え付け時)に土にまくだけで害虫対策ができる薬剤を使用するのがおすすめです。
コナガ類は薬剤抵抗性が発達しやすいため、薬剤が効きにくいと感じる場合は有効成分の異なる農薬をローテーションしてみてください。菜園や畑の近くに雑草が生えていると、コナガ類が繁殖して被害が拡大しやすいので、除草も徹底しましょう。

コナガに食害されたブロッコリー

葉の裏側に潜むコナガの幼齢幼虫