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基本情報
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病気・害虫
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よくあるご質問
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この栽培に役立つ情報
基本情報
栽培難易度
キャベツは、煮ても漬けても生でも食べられる、調理の幅が広い野菜です。クセが無く甘みがあるので、子供でも美味しく食べられる健康野菜ですね。実はこのキャベツ、手間がかからず、意外にもプランターで作りやすい野菜なんです。
- 科名 属名
- アブラナ科アブラナ属
- 収穫までの期間
- 春キャベツ:150~180日 秋キャベツ:90~100日
- 主な病気
- べと病・根こぶ病・軟腐病
- 主な害虫
- アオムシ・コナガ・ヨトウムシ類・アブラムシ類
- 生育適温
- 生育温度は15~20℃と冷涼な気候を好むため、初心者なら夏の終わりから秋のはじめに育てはじめるのがおすすめ
- 必要な栽培スペース
- プランターの周囲に約10cmほど余裕があればOK
日当たりのよい場所
- 水やり
- 土の表面が乾いてきたら、鉢底から流れるくらいたっぷりとあげる
- 土
- 弱酸性~中性(pH6.0~7.0)
栽培スケジュール
画像を拡大する準備
- プランター
- 容量45L以上、幅60cm以上、深さが30cm以上ある深めの大型野菜用プランター
- 野菜用の培養土
- 市販の「野菜用培養土」を使うと手間がかからず、プランターに入れるだけなので簡単です。
- 化成肥料
- 元肥タイプを使用しない場合に化成肥料を土に混ぜます。また、生育中の肥料として使用します。
- 底石用の軽石+ネット袋
- 水はけをよくするためにプランターの底に入れます。その際、ネット袋があると片付けの際楽なので、ネットに入れて底に浅めに敷きます。ネットに底石になる軽石を入れ、軽石を水で洗った後、プランターの底に敷きます。
- 防虫ネット
- 害虫対策
植え付け
1. 苗の準備
購入時のポイント
初心者は種よりも苗を買うのがおすすめです。次のポイントに注意して苗を選びましょう。
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健康な苗を選ぶ
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本葉が5~6枚程度
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節と節の間が狭い茎がしっかりしている
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葉の色が濃くキレイ
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病害虫がいない・被害を受けていない
また、大きすぎる苗は選ばないようにするのが苗選びのコツです。
2. 苗の植え付け
プランターの準備
底石用の軽石をネットに入れて、軽く水で洗いプランターの底に薄く敷いてください。
それから、土をプランターの8分目程度を目安に入れてください。
植え付けの手順
- スコップで苗と同じぐらいの大きさの穴を掘る。
- イラストのように人差し指と中指で苗をやさしく挟んで、そのままポットごと、ひっくり返し、土の部分を崩さないようにゆっくりポットを引き上げる。
- 苗をやさしく鉢土ごと①の穴に植えます。このとき、キャベツの子葉が隠れてしまわない程度にやや深植えにし、丁寧に植えましょう。
- 株間を30cmあけて、2株植えます。
- 苗を植え付けたら、根元の土を軽く押さえ、鉢底から流れるくらい水をたっぷりとやります。
- 日向か、半日陰くらいの場所で育てましょう。
ポイント
植え付ける際に気をつけること
キャベツは虫たちの大好物です。害虫の被害を予め防ぐために、この段階で不織布などを使って防虫ネットを作ったり、市販の虫よけキットを使うといいでしょう。
植え付け時期
秋キャベツ:8月下旬~9月上旬に植え付け
春キャベツ:11月上旬に植え付け
キャベツの生育温度は15~20℃と冷涼な気候を好むため、初心者なら秋キャベツからはじめるのがおすすめです。
栽培
1. 追肥
苗が育ってきてから肥料を与えることを追肥といいます。キャベツは、2回追肥を行う必要があります。
- 1回目植え付けから3週間ほど経ち、本葉が約10枚程度になった頃
- 2回目植え付けから6週間ほど経ち、芯の葉が立ち上がり始める頃
キャベツは栄養が大好きなので、肥料切れを起こさないようにタイミングを合わせて追肥しましょう。
その際、化学肥料が葉にかからないように注意してください。
2. 土寄せ
収穫
タイミング
収穫方法
キャベツの下葉を3~4枚程度残して外葉を手で押さえたら、包丁などで球を茎から切り取って収穫します。
病気
キャベツは、雨が多く多湿状態になると軟腐病が、湿度が高く風通しが悪い環境では、べと病が発生しやすくなります。特に軟腐病は高温期に結球すると多発し、発生するとすぐに腐敗するので注意が必要です。根こぶ病も、かかってしまうと収穫が期待できません。
べと病・根こぶ病・軟腐病
べと病
葉の脈に沿って淡黄白色の斑点ができ、病斑の裏に白カビが生える。
根こぶ病
根にこぶを多数形成し、水分や栄養吸収を妨げるため、発育不良になる。
軟腐病
結球の地際部や頭部が褐変しべとべとに腐敗して、独特の悪臭を放つ。
対処法
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予防
キャベツの病気対策には、過湿を避けることが大切です。また、食害性害虫がウイルスを媒介するので防虫ネットをかけてひもで固定するなど、害虫対策をしっかりします。追肥などでネットをはずしたあとは、ひもがゆるんでいないか必ず確認して、侵入口ができないようにしましょう。根こぶ病、軟腐病は主に連鎖障害で発生するため、連作をさけ、同じ場所に植える時は最低2年間隔を空けるようにします。
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対処
発生初期は、症状が出た部分を排除して様子を見ましょう。症状が広がる場合はできるだけ早く薬剤を使用します。
害虫
キャベツは虫たちの大好物。害虫による被害が多いので注意が必要です。
キャベツには、アオムシ・コナガ・ヨトウムシ類がよく発生します。中でも代表的なのが、モンシロチョウの幼虫のアオムシです。
アオムシ・コナガ・ヨトウムシ類・アブラムシ類
アオムシ
モンシロチョウの幼虫。キャベツの代表的な害虫。
放っておくと葉の大部分を食べられてしまう。
コナガ
キャベツによく発生する害虫。野菜害虫の中で防除の困難な重要害虫とされている厄介な害虫。
ヨトウムシ類
夜行性で夜の間に葉を食害する。葉を食べつくす可能性がある。
アブラムシ類
葉や茎に群集し、植物の汁を吸う。ウイルス病を媒介する。
対処法
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予防
防虫ネットをかける。
薬剤を散布する。
見つけ次第捕殺する。
キャベツの害虫対策には、苗の植え付けが終わった段階で、防虫ネットをかけて育てるといいでしょう。これは、苗の時に芯を食害されてしまうと、キャベツが結球しないまま成長する可能性があるためです。
防虫ネットをかける時のポイントは、あらかじめ害虫がついていないことを確認することです。また、防虫ネットをかけても、ネットを固定するひもがゆるんでいると隙間から入り込むことがあります。 -
対処
発生初期は、症状が出た部分を排除して様子を見ましょう。症状が広がる場合はできるだけ早く薬剤を使用します。