植物に異変を起こす原因
害虫
植物を加害する虫によるもの。
病気
カビや細菌、ウイルスなどの病原菌が感染して起こるもの。伝染する。
生理障害
病気とよく似ているまぎらわしい症状だが、肥料成分の過不足、日焼け、低温、高温、水のやりすぎなどといった、栄養と栽培環境により起こるもの。伝染しない。
防ぐ方法
日頃からよく植物を観察しましょう!
- 日常の栽培管理で繁殖しにくい環境を保つ
- 害虫を見つけたら、すぐに捕殺し、被害部分を取り除く
- マルチングなどを利用して日頃から病気を防ぐ
- 手遅れになる前に、農薬(薬剤)を使う
※病気や虫を防ぐためにお酢を使った製品を使用すると効果的です。
チェックしてみよう
害虫
葉がしおれたり、全体に元気が無く、茎や葉に小さいゴマのようなものがついていませんか?
アブラムシやハダニなどの吸汁性の害虫です。
初期段階であれば、粘着棒を利用して取れます。大量に発生した場合は、適用のある薬剤をたっぷり散布します。
ハダニ
アブラムシ
葉などに穴が開いたり、食われたりしていませんか?
アオムシやケムシなどの食害性の害虫です。
植物そのものをよく見て、早めに害虫を取り除くか、適用のある薬剤を散布します。薬剤を散布する場合は、葉裏も含めムラ無くたっぷりかけましょう。
アオムシ
チャドクガ
病気
葉に斑点やカビのようなものがついていませんか?
うどんこ病や黒星病の可能性があります。痛んだ葉(茎、花)を取り除き、その後、適用のある薬剤をたっぷり散布しましょう。
うどんこ病
黒星病
生理障害
多年草や観葉植物、樹木(果樹)を3年以上同じ鉢やプランターに植えていませんか?
底から根が見えていたら、鉢の中で根詰まりを起こしているかもしれません。大きな鉢かプランターへ植え替えましょう。
鉢やプランターから異臭がしていませんか?水をあげすぎていませんか?
根腐れを起こしているかもしれません。一度、鉢やプランターから出して、腐った根を切って植え直します。同じ鉢やプランターで構いません。水は少なめに与えます。
葉の先の色が茶色く枯れてきた。急激に枯れてきた場合、株元に大量に化成肥料を与えたり、液体肥料を原液のままで与えていませんか?
肥料焼けを起こしているかもしれません。
まだ元気な葉や花があるときは、肥料を取り出したり、土を入れ替えましょう。液体肥料は、希釈するものは表示通りに希釈して使いましょう。