アース製薬

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テントウムシダマシ

生態・特徴

テントウムシダマシ成虫(体長約8mm)
テントウムシダマシ成虫(体長約8mm)
テントウムシダマシの食害による被害
テントウムシダマシの食害による被害

食害性害虫

「ニジュウヤホシテントウ」「オオニジュウヤホシテントウ」はテントウムシダマシと呼ばれる。成虫の体長は6~9mm程度で、背中には28個の黒い斑点があり、よく見ると細かい毛が生えているのが特徴。益虫であるテントウムシに見た目は似ているが、テントウムシダマシには光沢はなく、農作物に被害を与える害虫である。幼虫・成虫ともナス科の植物を好んで食害し、葉や果実にさざ波状の痕を残す。
1匹の雌の1回あたりの産卵数は10~20個程度。約1.5mmの黄色い卵を1箇所にまとめて産む。ジャガイモの葉裏に卵を産みつけられることが多いので、ナス科の植物はジャガイモから離れた場所で育てるのがおすすめ。孵化直後は黄色の幼虫で、次第に黒いトゲトゲができ、蛹を経て成虫となる。

発生しやすい時期

春から秋にかけて発生(4~11月)。冬は落ち葉の下や植物の株元で成虫の状態で越冬し、冬を越した成虫が4月頃からジャガイモ等に寄生し、産卵を開始。成虫の食害は6~7月に増加する。

発生しやすい植物

ナス、トマト、ジャガイモ、ピーマン、トウガラシ、ホオズキ等のナス科。

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