生態・特徴
クロウリハムシ(体長約7mm)
キスジノミハムシ(体長約3mm)
ウリハムシの交尾(体長約8mm)
ヘリグロテントウノミハムシ(体長約3.5mm)
食害性害虫
ハムシ類の中で代表的な種類として挙げられるのは、ウリハムシ、クロウリハムシ、キスジノミハムシ、ダイコンサルハムシ、フタスジヒメハムシ、ジュウシホシクビナガハムシ、カメノコハムシ、ヘリグロテントウノミハムシ等。植物の新芽や新葉、花弁を食害する。種類によっては根も食べるため、株が枯れることもあるので注意が必要。
種類によってサイズも模様も生態も様々。ウリハムシの成虫の場合は体長7~8mm程度。キスジノミハムシの成虫は体長3mm程度で、黒色を基調とした地色に黄褐色のスジ状の模様があり、ノミのように跳ねる。ジュウシホシクビナガハムシの成虫は5~7mm程度の甲虫で、赤橙色の羽(上翅)に14個の黒い斑点があり、ナナホシテントウのような模様のハムシ。
発生しやすい時期
春から秋にかけて発生(4~11月)。ウリハムシ、クロウリハムシは5~8月に発生が目立ち、晴天の日に活発に飛び回る。
発生しやすい植物
- ウリハムシ…キュウリ、カボチャ、メロン、スイカ等のウリ科。
- クロウリハムシ…カーネーション、キキョウ、フジ、ナデシコ等。
- キスジノミハムシ/ダイコンサルハムシ…キャベツ、ハクサイ、コマツナ、チンゲンサイ、ダイコン、カブ等のアブラナ科。
- フタスジヒメハムシ…エダマメ、ダイズ等のマメ科。
- ジュウシホシクビナガハムシ…アスパラガス等。
- カメノコハムシ…てんさい(サトウダイコン)、フダンソウ、アカザ等。
- ヘリグロテントウノミハムシ…ヒイラギモクセイ、キンモクセイ、ネズミモチ等。