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基本情報
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育て方
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病気・害虫
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よくあるご質問
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この栽培に役立つ情報
基本情報
栽培難易度
初夏から夏にかけて大輪の黄色い花を咲かせるヒマワリ(向日葵)。近年では品種も増えて、オレンジ色、レモン色、チョコレート色などカラフル花色や八重咲きのもの、鉢植えやプランターでも育てやすいコンパクトなサイズなどもあります。日当たりを確保すれば、丈夫で育てやすい花です。
- 科名 属名
- キク科ヒマワリ属
- 主な病気
- うどんこ病、べと病
- 主な害虫
- アブラムシ類、ハダニ類、コナジラミ類
- 生育環境
- 日当たりと水はけのよい場所
- ポイント
- 一年草で根が弱いため、一度植え付けたら植え替えは避けましょう。
- 土
- 弱酸性~中性(pH5.0~6.5)
栽培スケジュール
画像を拡大する育て方
1. 苗の準備
初夏~8月頃まで出回っています。苗を購入する場合は、葉っぱが生き生きとした緑色で、病害虫がないかをチェックしましょう。本葉が4~5枚ほどのあまり大きくなりすぎていないものが、植え付けに適しています。
2. 植え付け
- 植え付け時期4月中旬~6月中旬
- 土水はけの良い土を選びます。市販の草花用培養土を利用すると簡単です。
苗の間隔は小型の品種なら20cm、大型の品種は40cm、根鉢が全て入る深さの穴をあけます。
植え付ける時は、根の周りの土を崩してしまうと根が傷ついて弱ってしまうので、根鉢を崩さずそのまま植えましょう。
種から育てた場合
育てる場所に直接、またはポットに2~3粒まきます。光を嫌う種子なので、種には軽く土をかぶせます(覆土)。
ポット苗は本葉が4~5枚前後になったら、鉢やプランターなどに植え付けしてください。
3. 水やり
土の表面が乾いたら、株元にたっぷりと底から水が出るまであげてください。特に夏は水切れしやすいので、毎日水やりが必要です。
4. 肥料
用土にはあらかじめ化成肥料を元肥として混ぜておきます。追肥は花が咲くまで2週間おきに化成肥料を施します。
5. 栽培環境と栽培のポイント(増やし方含む)
- 生育環境日当たりの良い場所で育てましょう。風通しが悪いと、病害虫が発生しやすくなります。
- 支柱立て成長に合わせて支柱を立てましょう。特に草丈が高くなる品種は成長が早いので、茎が倒れたり曲がったりしないよう注意しましょう。
- 剪定花が複数咲く品種の場合は、次の花を咲かせるために花びらが散って頃に花を切り落とします。種を採る場合は種が黒くなるまで待ってから切り落とし、陰干ししてから大きく膨らんだ種を選んで保存します。
6. 植え替えのポイント
1年草のため植え替えの必要はありません。
病気
うどんこ病
葉に斑点ができ、白っぽいカビのようなものが生え、やがて枯れます。
うどんこ病は湿度が低い環境(4~10月に多い)で、温度が17~25℃ぐらいのときに発生しやすくなります。真夏・真冬は発生しにくいです。
対処法
- 予防特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
- 対処症状が軽い場合は感染した葉だけちぎって様子を見ます。ちぎった葉はビニール袋に入れてゴミとして捨てるなど、廃棄することが重要です。うどんこ病になってきた箇所は元通りにはなりませんが、初期段階で対応することで、被害の拡大を抑えられます。
べと病
葉脈に囲まれた部分が菌によって淡黄~淡褐色のまだらになり、枯れていく病気です。近くの病斑同士がつながり、葉全体に病気が広がることもあります。
湿気を好み、15~20℃くらいの気温で発生します。
土の中に含まれる病原菌が原因と言われており、風雨などにより伝染します。症状は下葉から発生し、徐々に葉の上に広がっていくことが特徴です。
対処法
- 予防雨よけをして風通しと水はけを良くし、過湿を避けるようにしましょう。また、肥料切れをなくすこともポイントです。
- 対処発生初期は、症状が出た葉だけをちぎって様子を見ましょう。症状が広がる場合はできるだけ早く薬剤を使用します。薬剤は葉の裏を中心に散布しましょう。
害虫
アブラムシ類
体色は黄緑色のものから黒褐色まで多様ですが、黄緑色のものが多いのが特徴。
植物の新芽に好んで寄生し、口針を幼枝の先端部や茎、根などに差し込んで汁液を吸います。
ウイルス病を媒介することもあります。
対処法
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予防
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
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駆除
数が少ない場合は、セロハンテープなどで取り除きましょう。多く発生している場合は、薬剤を使用ください。
カイガラムシ類
非常に種類が多く、そのため、被害の状態も様々です。
多くの種類は成虫になると足が退化して、貝殻に似た殻や綿のようなものを被っています。移動するのは主にコナカイガラムシ類で体の表面に粉状のものをつけています。
枝、幹、葉裏などに群生して吸汁し植物の生育を妨げます。排泄物がすす病を誘発することもあります。
対処法
- 予防風通しをよくする。古い枝は剪定する。
- 駆除見つけたら、殻などで覆われているため駆除が難しいです。ブラシ等で葉や茎を傷めないようにこすり落としてください。
ハダニ類
ハダニ類は0.5mmと非常に小さく、主に葉裏に寄生しています。梅雨明けから9月頃にかけて繁殖が旺盛になります。雌は交尾しなくても産卵することができるため、一匹いればどんどん増えていきます。また、クモの仲間なので、クモと同様に糸を出します。
葉裏に寄生して汁を吸うため、針先でつついたような白い小斑点を生じます。数が多くなると白くカスリ状にまとまって見えます。被害が進行するに従って葉色は悪くなり、草花や野菜では落葉して枯れることもあります。
対処法
- 予防特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
- 駆除ハダニ類は小さい虫のため、見えないという人もいます。そういった場合、おかしいと思う葉裏に白い紙を置いてみて、息を吹きかけた時に動き回る小さな虫がいたらハダニ類です。糸が絡んでいるときもハダニ類の可能性があります。
駆除する場合は、手で捕殺しなくても、水で流すことが可能です。葉の裏側まで洗い流すように勢いよく水をかけましょう。