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基本情報
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育て方
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病気・害虫
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よくあるご質問
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この栽培に役立つ情報
基本情報
栽培難易度
ブルーベリーは、意外と狭いスペースで手軽に楽しめる果樹のひとつです。
ジャムやヨーグルト、ケーキなど、目にすることも多いフルーツです。
ベランダで育てたブルーベリーを収穫し、朝食に添えるなんてちょっとおしゃれですよね。
- 科名 属名
- ツツジ科スノキ属
- 主な病気
- 灰色かび病
- 主な害虫
- アブラムシ類・コガネムシ
- 生育環境
- 屋外の日当たりのよい場所
- ポイント
- 乾燥が嫌いなのでたっぷり水をあげる
ラビットアイ系は違う品種を近くに置くと実がつきやすい
- 土
- 酸性(ハイブッシュ:pH4.3~4.8 ラビットアイ:pH5.8前後)
栽培スケジュール
画像を拡大する準備
種類の選び方
ブルーベリーには多くの品種があります。主に、ラビットアイ系とハイブッシュ系の2つに分けられます。
ハイブッシュ系
- 九州から北海道まで栽培が可能
- 収穫期は6月~7月
- 土壌の酸度を調整する必要あり
- ノーザン、サザン、ハーフの3種にさらに分かれており、寒さに強いのがハーフ、暑い地方ではサザンが適しています。
- 果実の粒が大きく、果皮も柔らかい
ラビットアイ系
- 寒さに弱いため、栽培適地は関東地方以南
- 収穫期は7月~8月
- 酸性土壌を好むが、ハイブッシュ系よりも強い
- 果実の粒はハイブッシュ系よりは小さい
秋ごろから苗が店頭に出てきます。土地・気候にあった種類を選んでください。ラビットアイ系は2品種以上植えないと実がなりにくいため、初心者にはハイブッシュ系がおすすめです。
葉の状態を見て、生き生きしているものを選びましょう。
植え付け
- 植え付け時期10月、3~4月(あまり寒い時期は避け、暖かい日を選ぶ)
- 土必ず酸性の用土(ハイブッシュ:pH4.3~4.8 ラビットアイ:pH5.8前後)を使用。
酸度未調整のピートモス(酸性)を多めに入れた用土
苗よりポットから苗を出したら、根をよく崩してください。
少し深めに穴を掘り、茎の下が隠れるぐらいに植えてください。
初心者は、植え付け不要の鉢植えタイプを購入すると育てやすいです。
育て方
1. 水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりと底から水が出るまであげてください。
2. 肥料
植え付け時に元肥を施し、その後は、2~3ヵ月に1度、5月頃から化成肥料を少し与えます。10月には、有機肥料を使うことをおすすめします。
3. 栽培環境と栽培のポイント(増やし方含む)
- 生育環境日当たりの良い場所に置きます。
- 剪定落葉後、次の準備のために1~2月に行います。
剪定方法
4. 収穫
鮮やかな紫色に色づいたら収穫してください。
5. 植え替えのポイント
11月~3月にひと回り大きな鉢に植え替えます。毎年の必要はなく、状態を見て2~3年に1度行ってください。その際酸性の用土を使用することを忘れないでください。
害虫
アブラムシ類
体色は黄緑色のものから黒褐色まで多様だが、黄緑色のものが多い。
植物の新芽に好んで寄生し、口針を幼枝の先端部や茎、根などに差し込んで汁液を吸います。ウイルス病を媒介することもあります。
対処法
- 予防特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
- 駆除数が少ない場合は、セロハンテープなどを利用することをおすすめします。
多く発生している場合は、薬剤を使用ください。
コガネムシ
幼虫も成虫も加害します。
幼虫は乳白色をしたイモムシで、土の中で根を食害します。被害を受けると養分の吸収が悪くなり、最悪枯れてしまいます。
成虫は、5月下旬から9月頃まで発生し、葉を食害します。被害にあうと、葉脈だけを残して食べるため、葉が網目状になります。
対処法
- 駆除成虫は見つけやすいので、見つけたら捕殺してください。