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基本情報
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育て方
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病気・害虫
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よくあるご質問
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この栽培に役立つ情報
基本情報
栽培難易度
6~7月の梅雨時期に、紫・ピンク・青・白の鮮やかな花を咲かせるアジサイ(紫陽花)の原産国は日本。海外で長い期間を経て品種改良され、今では様々は形・色が楽しめます。耐陰性があるので日光の少ない日陰でも生育でき、病気にかかりにくいため初心者でも育てやすいです。
- 科名 属名
- アジサイ科アジサイ属
- 主な病気
- うどんこ病、灰色かび病
- 主な害虫
- アブラムシ類、ハダニ類、カイガラムシ類
- 生育適温
- 耐陰性で半日陰でも育ちますが、適度に日に当たった方が花つきがよくなります。
- ポイント
- やや湿り気のある場所を好むため、土が乾きすぎると生育が悪くなります。
- 土
- 青色:酸性~弱酸性(pH5.0~6.0) 赤色:弱酸性~中性(pH6.0~7.0)
栽培スケジュール
画像を拡大する準備
1. 苗の準備
育苗ポットから苗を取り出したら、根に付いた土をしっかりとほぐしましょう。
2. 植え付け
- 植え付け時期冬の落葉期であれば、いつでも植え付けできます。花付の苗を購入した場合は、開花後の9月に植えを行います。
- 土水はけの良い土を選びましょう。市販されている培養土を使うと便利です。
花は酸性の土で青、アルカリで赤になる傾向があります。
3. 水やり
土の表面が乾いたら、株元にたっぷりと底から水が出るまであげてください。冬は落葉しますが、根は生きていますので水やりは必要です。
4. 肥料
3月頃までに寒肥として、固形肥料を施します。
5. 栽培環境と栽培のポイント(増やし方含む)
- 生育環境半日陰でも育ちますが、花つきをよくするには適度に日が当たる場所がおすすめです。
やや湿り気のある肥よくな土壌を好むので、水切れを起こさないよう注意が必要です。
病気を防ぐため、風通しの良い場所に植えましょう。 - 剪定・切り戻し花が終わった7月の半ばくらいに、花が咲いた所から2節下の脇芽が出ている上でカットします。10月には新芽が形成されますので、この時期以降に切ると花芽を切り落としてしまう可能性があるため、注意しましょう。
- 挿し木切り戻した枝を使って、挿し木で増やすことができます。枝を15cm程に切りそろえ、ついた葉を半分の大きさにカットします。挿し木には市販の挿し木用土、または肥料分の少ない土を使用しましょう。
6. 植え替えのポイント
1~2年に1回、一回り大きな鉢・プランターに植え替えしましょう。アジサイは成長が早いため、植え替えをしないと花を咲かせるのに必要な養分が足りず、上手に開花しないことがあります。
病気
うどんこ病
葉に斑点ができ、白っぽいカビのようなものが生え、やがて枯れます。
うどんこ病は湿度が低い環境(4~10月に多い)で、温度が17~25℃ぐらいのときに発生しやすくなります。真夏・真冬は発生しにくいです。
対処法
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予防
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
対処
症状が軽い場合は感染した葉だけちぎって様子を見ます。ちぎった葉はビニール袋に入れてゴミとして捨てるなど、廃棄することが重要です。うどんこ病になってきた箇所は元通りにはなりませんが、初期段階で対応することで、被害の拡大を抑えられます。
灰色かび病
葉の緑が黒くなったり、花が褐色になってシミのような病斑ができる病気で、カビ(糸状菌)が原因です。
菌糸を植物の中にのばして栄養分を吸収し、進行すると葉や花弁が腐敗して枯れます。
灰色の粉(分生子)が生じて、伝染しやすくなることもあるので、早めに防除する必要があります。
対処法
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予防
日当たりや風通しを良くします。
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。 -
対処
発生初期は、症状が出た部分を排除して様子を見ましょう。症状が広がる場合はできるだけ早く薬剤を使用します。
害虫
アブラムシ類
体色は黄緑色のものから黒褐色まで多様ですが、黄緑色のものが多いのが特徴。
植物の新芽に好んで寄生し、口針を幼枝の先端部や茎、根などに差し込んで汁液を吸います。
ウイルス病を媒介することもあります。
対処法
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予防
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
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駆除
数が少ない場合は、セロハンテープなどで取り除きましょう。多く発生している場合は、薬剤を使用ください。
カイガラムシ類
非常に種類が多く、そのため、被害の状態も様々です。
多くの種類は成虫になると足が退化して、貝殻に似た殻や綿のようなものを被っています。移動するのは主にコナカイガラムシ類で体の表面に粉状のものをつけています。
枝、幹、葉裏などに群生して吸汁し植物の生育を妨げます。排泄物がすす病を誘発することもあります。
対処法
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予防
風通しをよくする。古い枝は剪定する。
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駆除
見つけたら、殻などで覆われているため駆除が難しいです。ブラシ等で葉や茎を傷めないようにこすり落としてください。
ハダニ類
ハダニ類は0.5mmと非常に小さく、主に葉裏に寄生しています。梅雨明けから9月頃にかけて繁殖が旺盛になります。雌は交尾しなくても産卵することができるため、一匹いればどんどん増えていきます。また、クモの仲間なので、クモと同様に糸を出します。
葉裏に寄生して汁を吸うため、針先でつついたような白い小斑点を生じます。数が多くなると白くカスリ状にまとまって見えます。被害が進行するに従って葉色は悪くなり、草花や野菜では落葉して枯れることもあります。
対処法
- 予防特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
- 駆除ハダニ類は小さい虫のため、見えないという人もいます。そういった場合、おかしいと思う葉裏に白い紙を置いてみて、息を吹きかけた時に動き回る小さな虫がいたらハダニ類です。糸が絡んでいるときもハダニ類の可能性があります。
駆除する場合は、手で捕殺しなくても、水で流すことが可能です。葉の裏側まで洗い流すように勢いよく水をかけましょう。