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基本情報
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育て方
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病気・害虫
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よくあるご質問
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この栽培に役立つ情報
基本情報
セダムはベンケイソウ科マンネングザ属で、日本にも自生しているポピュラーな多肉植物です。種類が多くて葉の大きさや形状、カラーバリエーションも豊富なので、組み合わせて寄せ植えにしたり、庭のグランドカバーにしたりして楽しむことができます。
とても丈夫で育てやすく、多肉植物を初めて育てる方にもおすすめです。
日当たり・光
エセダムは日光を好むので、日当たりの良い場所に置きます。ただし夏の日差しが強い時には、葉焼けを防ぐため、半日陰の場所に移動させて直射日光を避けるようにしてください。屋内でも育てられますが、光をたっぷり当てた方が丈夫に育ち花つきも良くなるため、明るい場所で育てましょう。
温度
寒さには比較的強いですが、霜にあたると枯れてしまうので、冬はできるだけ室内に入れてください。
水分は少なめにし、風通しがよい場所を選ぶことも大切です。
育て方
1. 水やり
セダムをはじめとした多肉植物は、乾燥した土地で育つ植物のため、水を与え過ぎると根が傷んでしまいます。水やりは土がしっかり乾いてから、4~5日後にたっぷりとあげてください。夏と冬は半月に1回ほどで十分です。
水を与えた後は、鉢受け皿に水が溜まっている場合は必ず捨ててください。土が過湿になると根腐れの原因になります。
2. 肥料
肥料を与え過ぎると枯れる原因となるため、基本的に必要ありませんが、春と秋の生育期には肥料を少量施します。
3. 栽培環境と栽培のポイント(増やし方含む)
春と秋の生育期には茎がよく伸びるので、風通しをよくするためこまめに切り戻ししましょう。上に伸びて形が悪くなったセダムは、好きな場所で刈り込みます。横に広がった場合は、蒸れ防止のためにも半分くらいの高さでカットしておきましょう。
カットしたセダムを別の土の上に置いておけば、自然に根付くのでどんどん増やすことができます。根が深く張らないため、ほぼ根が無い状態でも土の上に置いておくだけで、根を出して根付くことができるのです。
多肉植物は次の方法で増やすことができます。
挿し木
切った茎を土に挿すやり方で、セダムでは一番増やしやすい方法です。
切った茎は、切り口の部分を乾燥させるため、1~2週間ほど置いておきます。
切り口が乾燥したら新しい土に挿し、2週間ほど経ってから水を与えます。
葉挿し
取った葉を土に挿す方法です。セダムは種類によっては葉が落ちやすいものがあります。
落ちたり取れたりした葉で、キレイなものは葉挿しに使えます。
葉挿しにするときは、清潔な土の上に葉を置いて、軽く土をかけます。
2週間ほど経ってから水を与えます。
株分け
大きく成長したものであれば、根ごと株分けをして増やすこともできます。
鉢から株を抜き、根から土を取り除いて、手で株を分けます。
根が詰まっているようなら、株を傷つけないよう丁寧にハサミで切り離します。
根の部分を乾燥させてから、植え付けましょう。根付くまでは水やりは不要です。
植え付けから2週間以上経ってから水を与えます。
4. 植え替えのポイント
セダムは育つのが早いので、鉢植えの場合は1年に一回を目安に植え替えをしましょう。
またこのタイミングで、数種類の多肉植物を使って、寄せ植えをしても楽しめます。
色や形の違うセダムを組み合わせて、バランスよく配置するのがポイントです。
用意するもの
- 現在のものよりもひと回り大きな鉢 または好きな鉢
- 多肉植物(サボテン)の土
- 底石
- 底あみ
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鉢の底穴に底あみを置きます。
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底石を、底あみが隠れるぐらい入れます。
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鉢に多肉植物(サボテン)用の土を3分の2程度いれます。
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大まかに配置を決めて、土を足します。
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すき間にしっかり土が入るように、鉢沿いの土を抑えて入れていきます。
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すき間を埋めるように小さな苗を植えれば完成です。
害虫
アブラムシ類
体色は黄緑色のものから黒褐色まで多様だが、黄緑色のものが多い。
植物の新芽に好んで寄生し、口針を幼枝の先端部や茎、根などに差し込んで汁液を吸います。ウイルス病を媒介することもあります。
対処法
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予防
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
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駆除
植え付け時にも成育途中に使える、いやなニオイがしない土にまくタイプの殺虫剤の使用がおすすめです。
ハダニ類
ハダニ類は0.5mmと非常に小さく、主に葉裏に寄生しています。梅雨明けから9月頃にかけて繁殖が旺盛になります。雌は交尾しなくても産卵することができるため、一匹いればどんどん増えていきます。また、クモの仲間なので、クモと同様に糸を出します。
葉裏に寄生して汁を吸うため、針先でつついたような白い小斑点を生じます。数が多くなると白くカスリ状にまとまって見えます。被害が進行するに従って葉色は悪くなり、落葉して枯れることもあります。
対処法
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駆除
ハダニ類は小さい虫のため、見えないという人もいます。そういった場合、おかしいと思う葉裏に白い紙を置いてみて、息を吹きかけた時に動き回る小さな虫がいたらハダニ類です。糸が絡んでいるときもハダニ類の可能性があります。
駆除する場合は、手で捕殺しなくても、水で流すことが可能です。植物をベランダや外に出し、葉の裏側まで洗い流すように勢いよく水をかけましょう。
カイガラムシ類
非常に種類が多く、そのため、被害の状態も様々です。
多くの種類は成虫になると足が退化して、貝殻に似た殻や綿のようなものを被っています。移動するのは主にコナカイガラムシ類で体の表面に粉状のものをつけています。
枝、幹、葉裏などに群生して吸汁し植物の生育を妨げます。排泄物がすす病を誘発することもあります。
対処法
- 予防風通しをよくする。古い枝は剪定する。
- 駆除見つけたら、殻などで覆われているため駆除が難しいです。ブラシ等で葉や茎を傷めないようにこすり落としてください。
ナメクジ
口器におろし金のような多数の歯のある舌を持ち、植物を削り取るように食べる。
植物が茂って湿気の多いところに多く生息しており、昼間は潜んでいて、夜になると活動する。
移動の際に粘液を出して歩行するため、這った後に白っぽく光る筋が残る。
対処法
- 予防鉢に近寄らせないように、目立たない薬剤を鉢の下に設置して被害を防ぎましょう。
- 駆除見つけたら捕殺するようにしましょう。