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基本情報
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育て方
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病気・害虫
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よくあるご質問
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この栽培に役立つ情報
基本情報
お部屋を彩るグリーンとして人気の高いパキラ。熱帯アメリカが原産地のこの観葉植物は、幹が大きく膨らんだ姿と、手を広げたような5~6枚に分かれた光沢のある緑色の葉っぱが特徴です。
暑さや乾燥に比較的強く、丈夫で育て方も簡単なパキラなら、初心者でも気軽に育てられるはず。
日当たり・光
基本的に日当たりの良い場所を好みますが、夏の強い日差しに当たると葉焼けして枯れてしまうことがあるので注意してください。
屋内で育てる時はエアコンの風が直接当たらないようにし、風通しと日当たりの良い場所で育てます。レースカーテン越しの明るい窓辺が良いでしょう。
屋外なら、日差しよけのあるベランダなどがおすすめです。
温度
パキラは寒さに弱いので、冬前には暖かい場所に移動させてください。
屋内でも窓の近くで冷気が入ってくると、葉が痛んだりパキラ本体が弱ったりしてしまうことがあります。寒い時期は部屋の中央付近に置くなど工夫をしましょう。
育て方
1. 水やり
土の表面が乾いてから、鉢底から水が出るくらい水やりしてください。
冬は水の吸収力が弱まるので、水やりは控えめに。水が多すぎると、根腐れの原因になるので注意しましょう。
2. 肥料
春から秋(4月~10月頃)の生育期に肥料を与えると、葉色が良くなり株も元気に育ちます。観葉植物用の肥料が販売されていますので、それを使用するのが良いでしょう。
与える肥料は固形肥料と液体肥料のどちらでも大丈夫ですが、液体肥料の場合は濃度に気をつけて希釈して与えましょう。
3. 栽培環境と栽培のポイント(増やし方含む)
4月から6月頃までの春と、9月から11月の秋によく成長します。この生育期間中ならいつでも植え付けできますが、苗に負担がかからないようできるだけ生育初期に行います。混みあっている株は株分けし、茎が伸びていたら剪定しましょう。分けた株や剪定した茎は、株分けや挿し木用として活用できます。
生育環境
日当たりのよい場所を好みます。
剪定
パキラの植え付け・植え替えは、5月から7月頃が最適です。パキラは成長が早いので、1〜2年に一度は剪定して形を整えましょう。剪定した茎は、株分けや挿し木用として活用できます。
4. 植え替えのポイント
成長が早いので、鉢の底から根が伸びている場合は土の中で根詰まりを起こしていることも。2〜3年に一度は、ひと回り大きいサイズの鉢に植え替えるようにしてください。
植え替え時期は5~7月頃が最適です。
根をほぐしながら株の周りの古い土は1/3くらい捨て、古くなって黒ずんでいる部分をハサミで丁寧にカットしておきましょう。
用意するもの
- 現在のものよりもひと回り大きな鉢 または好きな鉢
- 観葉植物の土
- 底石
- 底あみ
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鉢の底穴に底あみを置きます。
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底石を、底あみが隠れるぐらい入れます。
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鉢に培養土を浅めに入れます。
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鉢の底から出ている根と、傷んで黒ずんだ根は切り落とします。
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鉢から取り出します。抜きにくいときは、鉢のフチを軽くたたいてみてください。
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根を軽くほぐします。
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新しい鉢に入れます。隙間があると根がはらず枯れる原因になるので、土をしっかり入れてください。
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最後に水をたっぷりあげてください。
害虫
アブラムシ類
体色は黄緑色のものから黒褐色まで多様だが、黄緑色のものが多い。
植物の新芽に好んで寄生し、口針を幼枝の先端部や茎、根などに差し込んで汁液を吸います。ウイルス病を媒介することもあります。
対処法
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駆除
発生したら農薬を使ってはやめに退治。室内栽培なら食品原料生まれのスプレーがおすすめ。
ハダニ類
ハダニ類は0.5mmと非常に小さく、主に葉裏に寄生しています。梅雨明けから9月頃にかけて繁殖が旺盛になります。雌は交尾しなくても産卵することができるため、一匹いればどんどん増えていきます。また、クモの仲間なので、クモと同様に糸を出します。
葉裏に寄生して汁を吸うため、葉に針先でつついたような白い小斑点ができます。数が多くなると白くカスリ状にまとまって見えます。
被害が進行するに従って葉色は悪くなり、草花や野菜では落葉して枯れることもあります。
対処法
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駆除
ハダニ類は小さい虫のため、見えないという人もいます。そういった場合、おかしいと思う葉裏に白い紙を置いてみて、息を吹きかけた時に動き回る小さな虫がいたらハダニ類です。糸が絡んでいるときもハダニ類の可能性があります。
駆除する場合は、樹木類に適用がありハダニを退治できる農薬がおすすめ。食品原料生まれのスプレーなら室内栽培でも使いやすいです。
カイガラムシ類
非常に種類が多く、そのため、被害の状態も様々です。
多くの種類は成虫になると足が退化して、貝殻に似た殻や綿のようなものを被っています。移動するのは主にコナカイガラムシ類で体の表面に粉状のものをつけています。
枝、幹、葉裏などに群生して吸汁し植物の生育を妨げます。排泄物がすす病を誘発することもあります。
対処法
- 予防風通しをよくする。古い枝は剪定する。
- 駆除見つけたら、殻などで覆われているため駆除が難しいです。ブラシ等で葉や茎を傷めないようにこすり落としてください。
キノコバエ
土の中の有機物(堆肥等)に生息し、特に春と秋に多く発生します。
腐敗した植物・朽木・樹皮を摂食するため、観葉植物やプランターの周りでよく目にします。
対処法
- 予防コバエ用の粘着捕獲着器を設置したり、コバエよけ効果のある薬剤を散布しておいたりして予防しましょう。
- 駆除コバエに効果のある駆除剤を使用してください。
ナメクジ
口器におろし金のような多数の歯のある舌を持ち、植物を削り取るように食べる。
植物が茂って湿気の多いところに多く生息しており、昼間は潜んでいて、夜になると活動する。
移動の際に粘液を出して歩行するため、這った後に白っぽく光る筋が残る。
対処法
- 予防鉢に近寄らせないように、目立たない薬剤を鉢の下に設置して被害を防ぎましょう。
- 駆除見つけたら捕殺するようにしましょう。