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基本情報
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栽培・収穫
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病気・害虫
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よくあるご質問
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この栽培に役立つ情報
基本情報
栽培難易度
切り口が星形で可愛らしいオクラは品種も豊富。赤いオクラもあれば、切り口が丸いオクラ、花を食べる「花オクラ(トロロアオイ/黄蜀葵) 」も!代表的なネバネバ食材としても有名です。ビタミンやβカロテン、カルシウムや鉄なども含みます。原産地はアフリカで、太陽が大好き。夏の暑さの中でもグングン育つオクラを育ててみませんか?
- 科名 属名
- アオイ科トロロアオイ属
- 収穫までの期間
- 約2~3ヵ月
- 主な病気
- ウイルス病(モザイク病)・うどんこ病・葉すす病・苗立枯病
- 主な害虫
- アブラムシ類・ヨトウムシ類(ハスモンヨトウなど)・カメムシ類・ワタノメイガ・フタトガリコヤガ
- 生育適温
- 20~30℃(発芽適温は25~30℃)
- 必要な栽培スペース
- プランターの周囲に15cmほど余裕があればOK
日当たりのよい場所
- 水やり
- 乾燥に弱いので、土の表面が乾いていたらたっぷりとあげます。
オクラは肥料切れになりやすいので水やりついでに液体肥料を与えます。
- 土
- 弱酸性~中性(適正酸度はpH6.0~6.5)
必要に応じて、植え付けの1週間以上前に苦土石灰などで調整してください。
栽培スケジュール
画像を拡大する準備
- プランター
- 一般的なプランターでも野菜用のプランターでOK。
横長のプランターのほうが多く収穫できておすすめですが、丸型の鉢でもOK。
深さは30cm以上のものがおすすめ。
- 野菜用の培養土
- 市販の「野菜用培養土」を使うと手間がかからず、プランターに入れるだけなので簡単です。
適正酸度はpH6.0~6.5。
- 化成肥料
- 多肥性の野菜なので、元肥タイプを使用しない場合は化成肥料を土に混ぜます。また、生育中も追肥を施すようにしましょう。
- 底石用の軽石+ネット袋
- ネットに底石になる軽石を入れ、軽石を水で洗った後、プランターの底に敷きます。
- 支柱
- 太さは16~20mmで長さは150cm位のもの
植え付け
1. 苗の準備
購入時のポイント
種種からも栽培は可能ですが、初心者には苗からの栽培がおすすめです。
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丈夫な苗を選ぶ
- 双葉がしっかり残っているもの
- 節間が詰まってガッシリしているもの
- ポットの底から白い根が出ているもの
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健康な苗を選ぶ
- 葉色が濃いもの根鉢がしっかりとできているもの
- 病害虫がいない・病害虫の被害を受けていないもの
- 本葉が3~4枚程度のもの
- すぐに植えられる状態に育っているもの
2. 苗の植え付け
プランターの準備
深さが30cmくらいのプランターを用意しましょう。ネットに底石になる軽石を入れ、軽石を水で洗った後、プランターの底に敷いてください。
植え付けの手順
- 底石の上に培養土を入れます。 2~4cmほどウォータースペースを残してください。
- 土の表面を平らにして、間隔を30cmくらいあけて植え付けます。
- 植え付け後、たっぷり水をやります。
ポイント
植え付ける際に気をつけること
オクラは暑い夏が大好きなので、植え付けが早いと育ちません。生育期は肥料切れを起こしやすいので、元肥として野菜用の固形肥料を土に混ぜ込んでおきましょう。
植え付け時期
5~6月中旬頃
栽培
1. 支柱立て
- 土に支柱を立てる
植え付けた苗の根元から10cmほど離した位置に支柱を差します。2株で育てる場合は株間を30cm以上あけましょう。 - 支柱を交差させる
縦の支柱が立て終わったら、残りを横にして、既に立てている支柱と交差させます。交差した部分をテープやひもなどでしっかりと結びつければ完成です。
2. 苗の誘引
植え付け後は、すぐに支柱と苗を結んで固定します。週1回程度、状態を確認して結び直しましょう。
支柱と植物を結ぶ時は、ひもを8の字にします。植物が大きくなることを踏まえ、結ぶ輪は大きめに作ってあげましょう。隙間を作らず固定してしまうと、ひもが成長した茎に食い込み、植物の成長を妨げてしまいます。
3. わき芽摘み(芽かき)
4. 追肥
- 追肥1回目
1番果(1番目の花)に実がついてきたら1回目の追肥のタイミングです。固形肥料の場合、1株につき15gほど与えるようにします。ただし、根元に直接まいてしまうと、根に障害が起こる可能性があるので、根元より外側にまくようにしましょう。 - 追肥2回目以降
固形タイプの肥料なら2週間に1回ほどの割合で追肥を行います。実が付き始める頃、オクラはたくさんの水を必要とするので、水やりついでに液体肥料を定期的に与えるのがおすすめです。
収穫
タイミング
病気
ウイルス病(モザイク病)
オクラの葉が縮んだり丸まったり、濃淡のあるモザイク状のまだら模様が現れたら、ウイルスによる伝染性の病気かもしれません。アブラムシ類やコナジラミ類などによって媒介されるため、その害虫の駆除をしておくことが大切です。
対処法
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予防
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布し、病気を媒介する害虫を駆除しておくことをおすすめします。
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対処
早い発見と対処が大切です。症状に気付いたら、速やかに発病部分を取り除き、別の葉や隣の株へ被害が拡大しないよう注意し、同時にアブラムシ類やコナジラミ類、アザミウマ類やカメムシ類などの害虫を駆除しましょう。
うどんこ病
葉に斑点ができ、白っぽいカビのようなものが生え、やがて枯れます。うどんこ病は湿度が低い環境(4~10月に多い)で、温度が17~25℃ぐらいのときに発生しやすくなります。真夏・真冬は発生しにくいです。
対処法
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予防
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
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対処
症状が軽い場合は感染した葉だけちぎって様子を見ます。ちぎった葉はビニール袋に入れてゴミとして捨てるなど、廃棄することが重要です。うどんこ病になってきた箇所は元通りにはなりませんが、初期段階で対応することで、被害の拡大を抑えられます。
葉すす病
葉の表に斑点ができ、葉の裏に灰色のカビが発生し、すす状の菌が拡大していく病気です。悪化すると灰色から白色に変わっていき、病斑ができた葉はやがて落ちます。高温・多湿の状態でかかりやすいので、気温が28℃を超えるような時期は、水やりのついでに葉の状態もチェックしましょう。
対処法
早い発見と対処が大切です。症状に気付いたら、速やかに発病部分を取り除き、別の葉や隣の株へ被害が拡大しないよう注意しましょう。
苗立枯病
カビが原因による病気の1つ。梅雨の季節など雨が続くような時期は、特に注意です。播種後の発芽したばかりの苗や、植え付けたばかりの苗が発病しやすく、土に接する部分からくたびれたように枯れていきます。
対処法
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予防
3年ほど連作を避け、水はけがよく、清潔な土を使って育てましょう。有機質の肥料を使うと土が団粒構造になりやすく、おすすめです。
害虫
アブラムシ類
アブラムシ類とは、植物や野菜に群生する昆虫で、体は小さく、1~4mmほどしかありません。しかし、群れになって植物を襲うので大きな被害を受けます。アブラムシ類が植物につくと、植物は汁を吸われて成長が止まり、やがて枯死します。また、アブラムシ類の排泄物にカビが発生し、葉が黒くなることもあります。さらに植物ウイルス病を媒介し、植物を全滅させるなどの被害をもたらすこともあるので、油断ができません。
対処法
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予防
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
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駆除
多く発生している場合は、オクラのアブラムシ類に適用のある薬剤を使用ください。
ヨトウムシ類
夜行性で夜の間に葉を食害。食欲が旺盛で、せっかく育った葉を全部食害される恐れがあります。9月~10月あたりは、特に注意しましょう。
裏に卵を産み、若齢幼虫(5齢幼虫まで)はそのまま葉につき、大きくなる(6齢幼虫以降)と土の中にもぐり夜活動するため“夜盗虫”と呼ばれます。食害されているのに“犯人“を発見できない場合はヨトウムシ類の仕業かもしれません。
対処法
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予防
防虫ネットをかけるのもおすすめですが、ネットをかける前に必ず、あらかじめ害虫がついていないことを確認してください。
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駆除
オクラにつくヨトウムシ類に適用のある薬剤を散布するか、プランター栽培の場合はプランターごと水浸しにして水没させることでも駆除可能です。苦しくなって浮き上がってきたところを割り箸などで掴み、駆除してください。
※使用回数・使用方法は商品ラベルを確認して正しく使用してください。
カメムシ類
カメムシ類のカラダの色は褐色のものや緑色のものなど、種類によって異なります。汁を吸うことで植物に害を与えます。オクラの場合は、「ミナミアオカメムシ」や「ブチヒゲカメムシ」などが発生しやすく、被害は8月頃多くなります。
対処法
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予防
防虫ネットをかけるのもおすすめですが、ネットをかける前に必ず、あらかじめ害虫がついていないことを確認してください。
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駆除
オクラにつくヨトウムシ類に適用のある薬剤を散布するか、プランター栽培の場合はプランターごと水浸しにして水没させることでも駆除可能です。苦しくなって浮き上がってきたところを割り箸などで掴み、駆除してください。
※使用回数・使用方法は商品ラベルを確認して正しく使用してください。
ワタノメイガ
葉を筒状に巻いて、葉の内側を食害していく蛾の幼虫です。そのため別名「ハマキムシ」とも呼ばれます。 幼虫の体長約25mm。主な発生時期は5~9月です。
葉に多くの穴があいたり、巻かれた葉を見つけたりしたら、この虫の仕業かもしれません。葉が巻いていると、水切れや病気を疑ってしまうことがありますが、ワタノメイガの幼虫の可能性もあるので、よく確認してみてください。
対処法
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予防
防虫ネットをかけるのもおすすめですが、ネットをかける前に必ず、あらかじめ害虫がついていないことを確認してください。
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駆除
幼虫は巻かれた葉の中に潜んでいます。勢いよく葉を広げると、慌てて逃げ出そうとするので、ゆっくり葉を開き、駆除するのがおすすめです。
フタトガリコヤガ
オクラなどアオイ科が好物のフタトガリコヤガの幼虫は、葉を中心に旺盛に食べます。主な発生時期は5~10月ですが、大量発生はしにくいです。成熟幼虫の体長は約40mm。緑色のカラダに黒や赤の斑点があり、黄色いスジが入っています。大きくなる前に見つけて駆除しましょう。
対処法
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予防
防虫ネットをかけるのもおすすめですが、ネットをかける前に必ず、あらかじめ害虫がついていないことを確認してください。
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駆除
見つけ次第、駆除します。