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基本情報
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育て方
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病気・害虫
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よくあるご質問
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この栽培に役立つ情報
基本情報
栽培難易度
赤やピンク、オレンジなどの明るくて元気なイメージのあるガーベラ。太い茎に一輪、大輪の花を咲かせる姿はとても華やかで、鉢植えだけでなく切り花としても人気があります。丈夫で病害虫にも強いですが、日当たりが悪いと花咲きにくくなるため日当たりの良い場所で育てましょう。
- 科名 属名
- キク科ガーベラ属
- 主な病気
- うどんこ病、灰色かび病、白絹病
- 主な害虫
- アブラムシ類、ハダニ類、コナジラミ類
- 生育適温
- 日当たりが良く、風通しと水はけの良い場所
- ポイント
- 日光が不足すると花つきが悪くなるので、日当たりの良い場所で育てましょう。
過湿に弱いため、水のやりすぎには注意が必要です。
- 土
- 中性(6.5~7.0)
栽培スケジュール
画像を拡大する育て方
1. 苗の準備
春先は3月~5月、秋は9月~10月頃に苗が出回ります。
苗を購入する場合は、葉の数が多く花つきが良いものを選び、葉の裏に病害虫がないかをチェックしましょう。
2. 植え付け
- 植え付け時期3月~5月、9月~10
- 土水はけの良い土を選びます。化学肥料を規定の半分くらい入れ元肥とします。
購入後はできるだけ早めに新しい鉢に植えましょう。
3. 水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりと底から水が出るまであげてください。
風通しが悪く、土が常に湿っている状態では根が葉や茎が腐りやすくなります。水のやりすぎや、鉢の受け皿に水をためるなどして過湿にならないよう、注意しましょう。
4. 肥料
植え付け時は元肥として遅行効性肥料を土に加えます。その後は、液体肥料を2週間に1回程度与えます。
肥料が不足するとガーベラは花が咲きにくくなりますので、肥料切れをしないように定期的に行いましょう。
5. 栽培環境と栽培のポイント(増やし方含む)
- 生育環境日当たりと風通しの良い場所を好みますが、高温多湿には弱いため、真夏は直射日光を避けて明るい日陰などに置きましょう。
- 花がら摘み・枯れ葉とり咲き終わった花がらや枯れ葉をこまめに摘み取ります。こうすることで日当たりと風通しが良くなり、病害虫発生を防ぐことができます。
6. 植え替えのポイント
ガーベラの成長が早いので、年に1回、 春か秋の花が咲いていない時期に植え替えを行うのが理想的です。
植え替える際は、株の周りについている土を落としてから、ひとまわり大きな鉢に移します。土を落とす時は、できるだけ根を傷めないように注意しましょう。
植え替え時期
病気
うどんこ病
葉や茎が小麦粉をふりかけたようになる病気で、白いカビ(糸状菌)の発生が原因です。菌糸を植物の組織の中にのばして栄養分を吸収し、進行すると、茎や葉がねじれて萎縮、ひどい場合には葉が黄化して枯れます。
伝染するため、早めに防除する必要があります。
対処法
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予防
湿度が低くても発病するため、日当たりや風通しを良くします。
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。 -
対処
症状が軽い場合は感染した葉だけちぎって様子を見ます。または、うどんこ病の進行を防ぐスプレーなどを使いましょう。
灰色かび病
葉の緑が黒くなったり、花が褐色になってシミのような病斑ができる病気で、カビ(糸状菌)が原因です。菌糸を植物の中にのばして栄養分を吸収し、進行すると葉や花弁が腐敗して枯れます。灰色の粉(分生子)が生じて、伝染しやすくなることもあるので、早めに防除する必要があります。
対処法
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予防
日当たりや風通しを良くします。
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。 -
対処
発生初期は、症状が出た部分を排除して様子を見ましょう。症状が広がる場合はできるだけ早く薬剤を使用します。
白絹病
カビ(糸状菌)による伝染病で、菌糸が網のように張り立ち枯れてしまう伝染性の病気です。植物の根元が白っぽくなっていたら、もしかしたら白絹病かもしれません。根元を掘り返してみると、根回りに白い糸のようなものがびっしりと付いています。
白絹病の発生時期は6~9月です。菌の発芽適温が25℃以上のため、高温多湿だと活動が活発になります。
対処法
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予防
菌が発生する高温多湿の状況を避け、地植えの場合は風通しを良くしたり、鉢植えの場合は根詰まりを避けるようにメンテナンスをします。土壌病害も出るので、古い土を使うときには注意が必要です。
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対処
発生したら株ごと抜き取り、廃棄処分か焼却処分します。
また、その場所にほかのものを植えても菌が生きていれば病気にかかってしまうため、土壌の消毒が必要になります。
害虫
アブラムシ類
植物の新芽に好んで寄生し、口針を幼枝の先端部や茎、根などに差し込んで汁液を吸います。ウイルス病を媒介することもあります。
対処法
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予防
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
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駆除
数が少ない場合は、セロハンテープなどで取りのぞきましょう。
多く発生している場合は、薬剤を使用ください。
ハダニ類
ハダニ類は0.5mmと非常に小さく、主に葉裏に寄生しています。梅雨明けから9月頃にかけて繁殖が旺盛になります。雌は交尾しなくても産卵することができるため、一匹いればどんどん増えていきます。また、クモの仲間なので、クモと同様に糸を出します。
葉裏に寄生して汁を吸うため、葉に針先でつついたような白い小斑点ができます。数が多くなると白くカスリ状にまとまって見えます。
被害が進行するに従って葉色は悪くなり、草花や野菜では落葉して枯れることもあります。
対処法
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予防
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
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駆除
ハダニ類は小さい虫のため、見えないという人もいます。そういった場合、おかしいと思う葉裏に白い紙を置いてみて、息を吹きかけた時に動き回る小さな虫がいたらハダニ類です。糸が絡んでいるときもハダニ類の可能性があります。
駆除する場合は、水で流すことが可能です。葉の裏側まで洗い流すように勢いよく水をかけましょう。
多く発生している場合は、薬剤を使用ください。