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基本情報
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育て方
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病気・害虫
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よくあるご質問
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この栽培に役立つ情報
基本情報
栽培難易度
温州ミカン(うんしゅうみかん)は、一般的に見るミカンのことで、冬はコタツにミカンといわれるほど、冬の果物として愛されています。
育てやすく、実もつきやすいので、初心者が育てやすい果樹のひとつです。
- 科名 属名
- ミカン科ミカン属
- 主な病気
- 黒点病
- 主な害虫
- アブラムシ類・カイガラムシ類・ハダニ類
- 生育環境
- 屋外の日当たりのよい場所
- ポイント
- 水をあげる際は、ハダニ防止のために葉裏までしっかりかけましょう。
- 土
- 酸性~弱酸性(pH5.0~6.0)
栽培スケジュール
画像を拡大する準備
種類の選び方
秋ごろから、ポット苗が販売されます。根巻き苗があれば、そちらを購入した方が定着しやすいです。
植え付け
- 植え付け時期厳冬期を過ぎた、4月上旬~5月中旬の春植えがメインです。暖かい地方であれば9月頃の秋植えも可能です。
- 土市販の草花用の培養土に、赤玉土または真砂土を40%ほど混ぜたものを用います。
8号のスリットの入った鉢を用意し、鉢底から3分の1ほどまで培養土を入れ、その上の中心部に根鉢を崩して根を広げ苗をまっすぐ入れます。
長い根があれば、切りそろえて下さい。
接木苗の場合は、接木の部分が埋まらないよう、浅植えにしてください。植え付け後は、支柱を立てます。
その際、苗木の長さを50cm(接ぎ木部分から高さ40cm程度)の所で切り、切り戻しをします。最後にたっぷり水をあげてください。
初心者は鉢植えのものを購入すると育てやすいです。
育て方
1. 水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりとあげてください。
2. 肥料
3ヵ月に1回、化成肥料か有機肥料を与えます。
3. 栽培環境と栽培のポイント(増やし方含む)
- 生育環境日当たりの良い場所に置きます。
- 剪定2月~3月頃に行います。1年目はそれほど大きくならないため、病害虫の被害のある枝を切ってください。2年目以降は、主枝は残して、枯れ枝や風通しを悪くしている枝を切ります。
4. 収穫
お店では緑色がかったミカンもありますが、せっかく木で育てたので、しっかりとオレンジ色に熟れるまで待って収穫してください。
5. 植え替えのポイント
3月下旬~4月中旬にひと回り大きな鉢に植え替えます。毎年の必要はなく、状態を見て2~3年に1度行ってください。
害虫
アブラムシ類
体色は黄緑色のものから黒褐色まで多様だが、黄緑色のものが多い。
植物の新芽に好んで寄生し、口針を幼枝の先端部や茎、根などに差し込んで汁液を吸います。ウイルス病を媒介することもあります。
対処法
- 予防特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
- 駆除数が少ない場合は、セロハンテープなどを利用することをおすすめします。
多く発生している場合は、薬剤を使用ください。
カイガラムシ類
非常に種類が多く、そのため、被害の状態も様々です。
多くの種類は成虫になると足が退化して、貝殻に似た殻や綿のようなものを被っています。移動するのは主にコナカイガラムシ類で体の表面に粉状のものをつけています。
枝、幹、葉裏などに群生して吸汁し植物の生育を妨げます。排泄物がすす病を誘発することもあります。
対処法
- 予防風通しをよくする。古い木は剪定する。
- 駆除見つけたら、殻などで覆われているため駆除が難しいです。ブラシ等で葉や茎を傷めないようにこすり落としてください。
ハダニ類
ハダニ類は0.5mmと非常に小さく、主に葉裏に寄生しています。梅雨明けから9月頃にかけて繁殖が旺盛になります。雌は交尾しなくても産卵することができるため、一匹いればどんどん増えていきます。また、クモの仲間なので、クモと同様に糸を出します。
葉裏に寄生して汁を吸うため、針先でつついたような白い小斑点を生じます。数が多くなると白くカスリ状にまとまって見えます。被害が進行するに従って葉色は悪くなり、草花や野菜では落葉して枯れることもあります。
対処法
- 予防特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
- 駆除ハダニ類は小さい虫のため、見えないという人もいます。そういった場合、おかしいと思う葉裏に白い紙を置いてみて、息を吹きかけた時に動き回る小さな虫がいたらハダニ類です。糸が絡んでいるときもハダニ類の可能性があります。
駆除する場合は、手で捕殺しなくても、水で流すことが可能です。葉の裏側まで洗い流すように勢いよく水をかけましょう。